2014年 監督:ピーター・ボグダノヴィッチ
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
コールガールから人気の新進女優になったイザベラ・“イジー”・パターソン(イモージェン・プーツ)が、インタビューを受けながらその過去を紐解いていく。
なかなか笑える群像コメディ。
最後にはあの監督まで登場するし、最初から最後まで楽しかった。
主演のイモージェン・プーツってはじめてみたけど綺麗さと愛らしさを兼ねそろえて、いろんな映画で重宝しそうだな。
オーウェン・ウィルソンは変わらないな。
2016年4月17日日曜日
映画『夏をゆく人々』
2014年 監督:アリーチェ・ロルヴァケル
製作国:イタリア/スイス/ドイツ
at ギンレイホール
監督のアリーチェ・ロルヴァケルは1981年生まれの女性監督。
って知ってびっくりした。
長編2作目にしておそろしい名作を作ったものだ。
舞台はイタリアトスカーナ。人里離れた土地で昔ながらの方法で養蜂を営む家族の物語。
たぶん息子が欲しかったのだろうが、4人の娘と両親の6人家族。プラスよくわからない居候の女性ココを含めれば7人。
長女のジェルソミーナ(マリア・アレクサンドラ・ルング)は12歳ながら父親の右腕として働いている。
ある日村にテレビ番組「ふしぎの国」のテレビクルーがやってきて、居合わせたジェルソミーナは司会者ミリーのきらびやかさに心惹かれていく。
食品衛生の基準に満たない作業所は改築を迫られ、ミツバチは隣の畑の除草剤によって全滅に追い込まれるという状況の中、この番組が伝統に則った生活を営む家族のコンテストを開くときき、ジェルソミーナは出演を希望するが父親は断固反対する。
『ブラス!』等々の最近のイギリス映画によくあるような田舎町のハッピーな成功譚ではない。
家父長制の家庭の中でテレビ番組や少年更生プログラムでやってきた少年等、外部から訪れる変化に敏感に反応して美しく揺れ動く、思春期のジェルソミーナの物語。
ジェルソミーナを溺愛しているが愛情表現の不器用な父親に触発されてか、とにかくジェルソミーナが愛しい。
ジェルソミーナの心の機微が暖かい陽光に照らされながら繊細に綴られていく。
導入からよくて、真っ暗闇に中に光が現れて、移動する光は二つになり四つになり、車のヘッドライトだと気づく頃にはなにごとかの事件の幕開けかと思う。
停車した車から降りてきた男たちは、「あんなところに家なんてあったか?」「昔からあるだろ」みたいな会話の後に家族が住む家の中にシーンが移る。
おもむろに起きだすジェルソミーナ。
しかし外の様子とはなんら関係なく、閉じた家の中では別の要素でにわかに騒がしくなる。
あと、ラストもまた秀逸なんだな。
あまり書けないけど、美しく儚い幻のような。。
司会者ミリーは誰だこのおばさんと思っていたらモニカ・ベルッチだったらしい。
製作国:イタリア/スイス/ドイツ
at ギンレイホール
監督のアリーチェ・ロルヴァケルは1981年生まれの女性監督。
って知ってびっくりした。
長編2作目にしておそろしい名作を作ったものだ。
舞台はイタリアトスカーナ。人里離れた土地で昔ながらの方法で養蜂を営む家族の物語。
たぶん息子が欲しかったのだろうが、4人の娘と両親の6人家族。プラスよくわからない居候の女性ココを含めれば7人。
長女のジェルソミーナ(マリア・アレクサンドラ・ルング)は12歳ながら父親の右腕として働いている。
ある日村にテレビ番組「ふしぎの国」のテレビクルーがやってきて、居合わせたジェルソミーナは司会者ミリーのきらびやかさに心惹かれていく。
食品衛生の基準に満たない作業所は改築を迫られ、ミツバチは隣の畑の除草剤によって全滅に追い込まれるという状況の中、この番組が伝統に則った生活を営む家族のコンテストを開くときき、ジェルソミーナは出演を希望するが父親は断固反対する。
『ブラス!』等々の最近のイギリス映画によくあるような田舎町のハッピーな成功譚ではない。
家父長制の家庭の中でテレビ番組や少年更生プログラムでやってきた少年等、外部から訪れる変化に敏感に反応して美しく揺れ動く、思春期のジェルソミーナの物語。
ジェルソミーナを溺愛しているが愛情表現の不器用な父親に触発されてか、とにかくジェルソミーナが愛しい。
ジェルソミーナの心の機微が暖かい陽光に照らされながら繊細に綴られていく。
導入からよくて、真っ暗闇に中に光が現れて、移動する光は二つになり四つになり、車のヘッドライトだと気づく頃にはなにごとかの事件の幕開けかと思う。
停車した車から降りてきた男たちは、「あんなところに家なんてあったか?」「昔からあるだろ」みたいな会話の後に家族が住む家の中にシーンが移る。
おもむろに起きだすジェルソミーナ。
しかし外の様子とはなんら関係なく、閉じた家の中では別の要素でにわかに騒がしくなる。
あと、ラストもまた秀逸なんだな。
あまり書けないけど、美しく儚い幻のような。。
司会者ミリーは誰だこのおばさんと思っていたらモニカ・ベルッチだったらしい。
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