2018年6月24日日曜日

映画『勝手にふるえてろ』

2017年 監督:大九明子
製作国:日本
at ギンレイホール




高校時代のクラスの人気者イチ(北村匠海)に10年間も片思いし続けるヨシカ(松岡茉優)。
ヨシカは高校時代は髪ボサボサでメガネを掛けた暗い女の子だったらしい。
今ではコンビニ店員やらバーガーショップの店員、マッサージ師(池田鉄洋)やら釣り好きのおっさん(古舘寛治)等々と長年の友達かのように話する明るい女性になっている。
勤め先で知り合ったニ(渡辺大知)に付き合ってくれと言われるし絶好調に見えるが、やっぱりイチを忘れられず、イチに会うべく密かに同窓会を企画する。

最後の方の唐突なミュージカルは、内容(ネタバラシ)といいタイミングといい、どう考えても好きな展開のはずなのになぜか少しも心が動かなかくて、後で分析しようかと思っていたけどこれ書いているときにはもう詳細忘れてしまった。
そういう演出を見飽きたというのもあるかもしれない。
ここのミュージカルに感動できたらこの映画はかなりの名作になるはず。

映画『彼女がその名を知らない鳥たち』

2017年 監督:白石和彌
製作国:日本
at ギンレイホール




電話でも対面でも店にクレームを入れまくる北原十和子(蒼井優)。
「ここまで来た私の時間返してくれますぅ?」
そんな十和子の同居人で結構年上な佐野陣治(阿部サダヲ)は十和子に甲斐甲斐しく尽くしている。
働かず家事もまったくしない十和子だけど陣治はとにかく十和子命なので十和子のためならなんでもやる。
不潔な陣治に嫌悪感をいだきながらも十和子と陣治の同居生活は続いていた。
十和子にはひどい別れ方をした前の男黒崎俊一(竹野内豊)がいて、十和子は時折黒崎との思い出に浸るが、ある時その黒崎が消息不明になっていることを知る。
サスペンス物で純愛物な話。

あまり惹き込まれることもないけど主演蒼井優だしまあまあ面白かった。

偽イチローみたいな奴がいると思ったら竹野内豊だった。
松坂桃李もそうだけど新旧イケメンがクズ男を演じる。イケメンってくずだよねぇ。

2018年6月10日日曜日

映画『ロング,ロングバケーション』

2017年 監督:パオロ・ヴィルズィ
製作国:イタリア/フランス
at ギンレイホール




老夫婦のジョン(ドナルド・サザーランド)と妻エラ(ヘレン・ミレン)が古いキャンピングカーでヘミングウェイの家があるフロリダのキーウェスト目指して旅に出る。
ジョンは認知症でエラは何やら病気を患っている模様。
突然いなくなった両親に息子たちは大騒ぎするが夫婦はのんびりしたもの。
長年連れ添った離れがたい二人の楽しくて切ないロードムービー。

エラはこの旅である決意をしているのね。子供がいないのならば、とも少し思うが。

懐かしの曲も満載で、中でもキャロル・キングの『It's Too Late』はメロディーラインといいシンプルで無駄のない編曲といい改めて名曲だなと思う。

映画『ローズの秘密の頁(ぺージ)』

2016年 監督:ジム・シェリダン
製作国:アイルランド
at ギンレイホール




アイルランドの古い精神病院が取り壊しが決まり、入院患者の転院手続きが進められていた。
転院する患者の再診のために訪れた若きグリーン医師(エリック・バナ)は、この病院に古くからいるローズ(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)という老女に興味をひかれる。
彼女は生まれたての赤ん坊を殺害したとしてこの病院に40年収容されていた。
彼女は本当に赤ん坊を殺したのか?40年前に一体何があったのか?っていう話。

アイルランドの時代背景に詳しくないのでよくわからない部分も多く、それゆえかストーリー自体もさほど面白くはないのだけど、若き日のローズ役で出演しているルーニー・マーラが見れるだけでいい映画なんじゃないかと思わせる。