2015年 監督:スティーヴン・スピルバーグ
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
142分もあったのか。
少しも飽きなかったので気づかなかった。
冷戦時代にアメリカで捉えられたソ連の老スパイ。
そのスパイを弁護することになったドノヴァン(トム・ハンクス)が主人公。
スパイ映画じゃなくてネゴシエーターだな。
一介の保険の弁護士だったのにドノヴァンの弁護やらスパイ交換やら、どんどんスケールが大きくなっていく。
ストーリーの全体的にはアメリカ人が大好きな人道的英雄譚になっている。
そしてこういうヒーローって必ず家族を愛し家族に尊敬される男なんだよね。
ラストの家族のシーンなんかかっけーってアメリカの少年から父親、じいさんまでが歓喜したに違いない。
英雄が英雄であるためには敵が敵でなければいけないので、この場合はソ連やら東ドイツが敵役を担ってなんか凄い後進国みたいな扱いになっている気がした。
とはいえ、敵国のスパイであるアベル(マーク・ライランス)と友情に似た絆で結ばれたり、スパイを弁護するドノヴァンに対する冷たい視線や仕打ちがころっと転換するある意味アメリカ人の低脳さをこけにしたようなシーンもあったりする。
まあそれもこれも人道的ヒーローがアメリカ人である、ってところに集約されてうやむやになるのだろうが。
スパイ役のマーク・ライランスが凄い魅力的だった。
すべてを達観しているような老練のスパイの静謐な佇まいが渋い。
対するトム・ハンクスは。。あれっ?トム・ハンクスってこんなに太っていたっけ。
快楽をむさぼる成金男みたいな。。
ドイツでの偽家族の退散時の真顔っぷりに笑ってしまったんだけど、こういうのはコーエン兄弟が脚本だからかな。
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併映の『キングスマン』は見逃した。
17:20を18:20になぜか勘違いしてしまったため。
ノー天気に楽しめそうだったのにな。
2016年5月29日日曜日
2016年5月15日日曜日
映画『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』
2014年 監督:リチャード・ロンクレイン
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
モーガン・フリーマンとダイアン・キートンが夫婦役。
っていうのが最大の見所。
本当に長年連れ添った夫婦のようだ。
この二人の夫婦っぷりを見ているだけで十二分に楽しめる。
ダイアン・キートンはもう70近いんだな。
メガネがなんか目のイラストがついたアイマスクをつけている様に見えた。
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
モーガン・フリーマンとダイアン・キートンが夫婦役。
っていうのが最大の見所。
本当に長年連れ添った夫婦のようだ。
この二人の夫婦っぷりを見ているだけで十二分に楽しめる。
ダイアン・キートンはもう70近いんだな。
メガネがなんか目のイラストがついたアイマスクをつけている様に見えた。
『パリ3区の遺産相続人』
2014年 監督:イスラエル・ホロヴィッツ
製作国:アメリカ/イギリス/フランス
at ギンレイホール
文無しのニューヨーカーマティアス(ケヴィン・クライン)は、父の遺産でパリの高級アパルトマンを相続した。
早速うっぱらおうと有り金はたいてパリにやってきたマティアスは、アパルトマンの住人マティルド(マギー・スミス)という老婦人から「ヴィアジェ」というフランス独特の不動産売買制度について知らされる。
どうも相続したアパルトマンは「ヴィアジェ」での契約であり、遺産相続というか借金の相続(今のところは)だったらしい。
コメディっぽいのかと思っていたら意外とシリアスな人間ドラマだった。
主人公がろくでなしっぽく見えて実はそんな過去があったのか、とか、いつも優雅にかまえているマティルドが衝撃の事実を知ったときの崩れようとか、母親と仲のよさげなクロエ(クリスティン・スコット・トーマス)にそんな思いがあったのかとか。
もうまさしく「人間ドラマ」といった感じのストーリーを3人の名優と演出が重苦しくも軽々しくもない適度なバランスを作り上げていて、なかなか面白かった。
他、脇役で不動産屋役のドミニク・ピノンとか、いい感じのアクセントになっている。
製作国:アメリカ/イギリス/フランス
at ギンレイホール
文無しのニューヨーカーマティアス(ケヴィン・クライン)は、父の遺産でパリの高級アパルトマンを相続した。
早速うっぱらおうと有り金はたいてパリにやってきたマティアスは、アパルトマンの住人マティルド(マギー・スミス)という老婦人から「ヴィアジェ」というフランス独特の不動産売買制度について知らされる。
どうも相続したアパルトマンは「ヴィアジェ」での契約であり、遺産相続というか借金の相続(今のところは)だったらしい。
コメディっぽいのかと思っていたら意外とシリアスな人間ドラマだった。
主人公がろくでなしっぽく見えて実はそんな過去があったのか、とか、いつも優雅にかまえているマティルドが衝撃の事実を知ったときの崩れようとか、母親と仲のよさげなクロエ(クリスティン・スコット・トーマス)にそんな思いがあったのかとか。
もうまさしく「人間ドラマ」といった感じのストーリーを3人の名優と演出が重苦しくも軽々しくもない適度なバランスを作り上げていて、なかなか面白かった。
他、脇役で不動産屋役のドミニク・ピノンとか、いい感じのアクセントになっている。
2016年5月5日木曜日
映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』
2015年 監督:サイモン・カーティス
製作国:アメリカ/イギリス
at ギンレイホール
いやぁ、面白かった。
クリムトの「黄金のアデーレ」にこんなドラマがあったんだね。
しかも弁護士を担当したのがシェーンベルクの孫とか。
ヘレン・ミレンのこの上品さは何だろう。嫌味のない品を持ったばあさんって稀有な存在だよな。
ライアン・レイノルズはこの映画で初めて見たけど、そんなに頭がよさそうに見えない。
フベルトゥス役の俳優がどこかで見たことあるのに思い出せずにいたけど、『グッバイ、レーニン!』『ベルリン、僕らの革命』等に出ていたダニエル・ブリュールだった。
製作国:アメリカ/イギリス
at ギンレイホール
いやぁ、面白かった。
クリムトの「黄金のアデーレ」にこんなドラマがあったんだね。
しかも弁護士を担当したのがシェーンベルクの孫とか。
ヘレン・ミレンのこの上品さは何だろう。嫌味のない品を持ったばあさんって稀有な存在だよな。
ライアン・レイノルズはこの映画で初めて見たけど、そんなに頭がよさそうに見えない。
フベルトゥス役の俳優がどこかで見たことあるのに思い出せずにいたけど、『グッバイ、レーニン!』『ベルリン、僕らの革命』等に出ていたダニエル・ブリュールだった。
映画『ミケランジェロ・プロジェクト』
2013年 監督:ジョージ・クルーニー
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
なんか後半近くまで全然のれないんだよな。
何が起きているのか、何をやっているのかよく分からないというか。
シリアスなのかコメディーなのか、そのバランスが非常に悪いのも一因かな。
予告編を見た感じは何も考えずに楽しめそうだと思ったのだけど。
ビル・マーレイ、ジョン・グッドマン、マット・デイモン、ケイト・ブランシェット等々、役者陣は豪華。
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
なんか後半近くまで全然のれないんだよな。
何が起きているのか、何をやっているのかよく分からないというか。
シリアスなのかコメディーなのか、そのバランスが非常に悪いのも一因かな。
予告編を見た感じは何も考えずに楽しめそうだと思ったのだけど。
ビル・マーレイ、ジョン・グッドマン、マット・デイモン、ケイト・ブランシェット等々、役者陣は豪華。
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