2021年12月4日土曜日

映画『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』

2018年 撮影:シドニー・ポラック
製作国:アメリカ
at ギンレイホール




予告編見てもいまいちどういう映画かわからないのね。
しかもクライマックスっぽいアメイジング・グレイスの歌唱が予告編で一部聴けてしまうし。
で、本編見るとこれは、、ライブ映像だね。

1972年1月にロサンジェルスの教会で2日間に渡って行われたライブで、このライブのライブ・アルバム『AMAZING GRACE』は大ヒットしている。
そのアルバムのライブ映像が実はありました、ってことらしい。
アルバム聴き込んでいる人は歓喜なんじゃないだろうか。
私なんかは『ラヴ・ソングス~バラード・ベスト~』っていうベストアルバム持っているだけのほぼ初心者なんだけどなかなかおもしろかった。

アレサ・フランクリンの歌をすべての起点として、荘厳な熱量・熱狂で空間が満たされている。
宗教的な祈りにも似ている。
観客もサポートの聖歌隊も撮影スタッフも皆自由で、興奮して立上がる、叫ぶ、吠える、手を叩く、踊りだす、歩き回る、物投げる。
原始的な衝動と熱狂にあてられてこっちも映画館でおとなしく座っているのがもどかしくなってくる。

撮影を指揮しているのはなんとシドニー・ポラック。
画面にも映りまくっている。
このライブ映像がお蔵入りになった理由がなんかの技術トラブルらしいけどいまいち意味がわからず、なんらかの利権的なもんが絡んでいるんじゃないかと勝手に想像していたけどそんなことはなく
「カットの始めと終わりのカチンコがなかったために音と映像をシンクロさせることができないというトラブルに見舞われ」
らしい。
トラブルというかミスなんじゃねという気もする。。自由だ。

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