2025年12月13日土曜日

映画『HK/変態仮面』

2013年 監督:福田雄一
製作国:日本
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子どもの頃ジャンプで読んでいたな。
調べるとたった1年しか連載していなかったのね。
少年誌ギャグマンガの映画化ということで福田雄一監督はなかなかうってつけではないか。
ただ、個人的にはトリックあたりから流行りだした役者がやるゆるい笑いが大嫌いで、福田雄一とかその系譜だからそんなに好きじゃない、ってところが見る前の不安。(勇者ヨシヒコはまあまあ見れた)

結果、変態仮面の映画化というか変態仮面をベースにした福田雄一映画って感じだった。
おなじみの佐藤二郎とムロツヨシが濃すぎる。いいという意味じゃなくてちょっとあの笑いが苦手。

主人公の色丞狂介役に鈴木亮平。
なにこの肉体美。鈴木亮平以上にこの役をやれる役者は存在しないってくらいはまり役。
男子高校生が一人も高校生に見えないところも一種のギャグになっているので年齢が全く合っていないのは気にならない。
母親役の片瀬那奈と2歳しか違わないのね。
片瀬那奈の女王様役がいきいきとしていて楽しい。

ヒロインに清水富美加。
彼女の数年後を誰が予測できようか。。

この映画で一番頑張っていたのは安田顕じゃないだろうか。
鈴木亮平と一緒の画面に映るなんてどんな拷問だ。
安田顕自体別にそれほど貧相ってわけじゃないんだけど鈴木亮平があまりにも仕上がっているので対比でやばいことになっている。
鈴木亮平の方はマスクの上にパンツかぶっているしあの肉体美で少しも変態っぽく見えないんだけど、安田顕の方は顔に直接パンツかぶっている色白貧相なおじさんっていうので紛れもなく変態なのね。

岡田義徳や塚本高史や大東駿介や芸人がちょい役で出演している。
他、高畑充希や木南晴夏も出ていたらしいが探しても見つからないのでネットで調べたら、スカートめくりの報道シーンで二人とも出ていた。
スカートめくりの方しか見てなかったから全く気付かなかった。。
このちょい役で出ている人たちってなんなんだろう。変態仮面のファンなの?福田雄一の映画に出たかったの?

ネットで漫画の変態仮面の1話が見れたので久しぶりに見たら結構絵上手かったのね。
変態仮面が鈴木亮平をあてがきしたんじゃないかというくらい一致していて怖いw


2025年12月7日日曜日

映画『武士道シックスティーン』

2010年 監督:古厩智之
製作国:日本
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誉田哲也の中ではめずらしく嫌な気持ちにならない爽やか名作青春小説の映画化で、監督は日本映画史に残る傑作『ロボコン』を撮った古厩智之。
ダブル主演で、
幼いころから剣道やっているエリート磯山香織役に成海璃子。
中学から剣道初めて超マイペースで温厚な西荻早苗役に北乃きい。
なかなかいい配役な気がする。
期待できる要素が多い中、剣道の演出がどうしてもしょぼくなりそうなのが心配。『武曲』は残念だったけど、『武曲』程高度な剣道描写は必要なさそうだからなんとかなりそう。
で、鑑賞終えての感想は、全体的になんか普通。。

冒頭の剣道シーンからなぜに突然棒立ち?みたいな違和感で始まるしな。
成海璃子はちょい大根気味。配役合っているかと思ったけどストイックな女剣士にしてはちょっと体格が鈍重そう。
でも凛々しい表情は時折ハッとするほど美しかったりする。
やっべいってーーw

ストーリー展開もなんかいろいろ強引だったな。
腕を怪我した後高台で一人あぐらをかいて座っている磯山のシーンはなかなかよかったんだけど、このシーンの後暗雲描写があって唐突に磯山が剣道やめる。えっ?
他にも早苗が日本舞踊やっていてその独特な足さばきのルーツになっているっていう設定もはしょられていたしな(映像での再現が難しかったのか、、それほど気にするような凄い剣道描写にはなっていなかったけど)。

早苗の友達っていう脇役になんか脇役っぽくないオーラ放っている子がいる。
小顔でスタイルしゅっとしている美人で、女優名見たら山下リオ。なんか聞いたことある名前。
ファッションモデル兼女優らしい。
出演作見ているとあまちゃんの宮下アユミ(GMT徳島)役とか映画何本かで見ているみたいだった。覚えておこう。

早苗の姉役の小顔ギャルは波瑠だったのか。
その恋人役には賀来賢人。