at ギンレイホール

ああ、やばい。これやばい。
後半はもう涙ぼろぼろです。
命をひたすら輝かす女。母娘。
女に深い苦しみを与え業を負わせるだけのどうしようもないくずの男。
女は強い、とか女は元気だ、とかそんなことじゃない。
彼女らがその笑顔の裏に隠した苦しみと背負っているものの重さは男がどうこう言えるものじゃない。
だって男が負わせてるんだもん。
この映画にはほとんど男が出てこない。
女性達の強くて痛ましいこの生命の輝きの中に男が輝ける場所なんてありはしないし。
男ができることは女を苦しませるだけ。ってことを忠実に実行して映画から男たちは消えていくのであった。
面白いのはなにもすべての女性を輝かせてるってわけじゃないのね。
例えばアグスティーナが出演したテレビの女性司会者なんてくそでしょう。
まあ、いろいろいるもんです。
物語の方は実にたくみに展開する。
全てに伏線がしっかり張られている。
ミステリー?ファンタジー?
とも思うが、導き出されたり明かされた事実は全てが生々しい現実の重みとなり、張られた伏線は新たなイメージとして蘇ってそのまま人生を彩る重奏となる。
驚嘆です。
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