at ギンレイホール

伝説のシャンソン歌手、エディット・ピアフの人生を140分で描ききる。
晩年や少女の頃など時間軸が飛ぶので、初めのうちは、お、1935年だから前のシーンの何年前で何歳くらいか、とか考えながら見ていたのだけど、様々な年代をいったりきたり、あまりに奔放に飛躍しまくるので段々面倒になってやめる。
そしてうとうとする。
おかげで取り巻き連中を誰も覚えられなかった。
エディット・ピアフの歌は声量も凄いけど、なにより人の心を惹きつけてやまないあの独特な声質にしびれる。
サブタイトルにもなっている「愛の讃歌」がいつ歌われるか。
歌われた瞬間絶対絶えられずに泣く。と警戒し続けているところでついにやってくる。
絶望に打ちひしがれたピアフが部屋の中からおぼつかない足取りでふらふらと歩き出すとそこはなんと舞台の上!
そこまでがたゆたうワンカット!
そして愛の賛歌!!
ぶはーっと号泣。なんだけど愛の賛歌の歌い始めでなぜかすぐ別のシーンへ。
なにぃー。昂ぶった感情のやり場がなくなって恥ずかしさに変わる。ひどいじゃん。ぶー。
主演のマリオン・コティヤールはエディット・ピアフが憑依したかのようで、怪演とでも言いたい演技で面白い。
140分もあるしなかなか見ごたえがある。途中寝ちゃったけど。
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