at ギンレイホール
![私の中のあなた [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51V2d6rh1NL._SL160_.jpg)
二つ隣の席に座った女性が序盤から最後まで終始鼻をすすりまくっていた。
確かに、これはやばいねぇ。
尋常じゃないのはアナを演じたアビゲイル・ブレスリンで、この子役が本当凄いんだわ。
世の天才子役ともてはやされている子供なんて、天才じゃなくてだた器用なだけのこまっしゃくれたガキでしかなくて、子供に演技なんてさせちゃ駄目だと思っているのだけど、アビゲイル・ブレスリンは意識的に演技しているのに全く違和感がないという奇跡を成し遂げている。
姉のことを考えて意図せず片目から涙がつつっと流れるところなんて目薬使っていようがなんだろうがどうでもいいくらいがつんとくる。
将来美人にはならないかもしれないけど薬物とかに手を出さずに順当に成長して欲しいな。
ストーリーは白血病もの。
日本でヒットしたあの映画のせいでもう白血病ものはいいよという気もするのだけど、普通の難病物と違うのは、白血病の姉ケイトへの臓器提供を拒否して11歳の妹アナが実の親を訴えるというところ。
アナはケイトへの臓器提供のためだけに体外受精で創られた試験管ベイビーだった。
で、臓器提供拒否って姉と妹はそんなに仲が悪いのかと言うと、悪いどころか凄く仲がいい。
じゃあなんでっていうとそれはまあいろいろあるのですよ。
母親役にはキャメロン・ディアス。
ほとんどノーメイクで頑張っている。
母親役ならまだまだ需要がたくさんありそうだな。
髪の毛が全て抜け落ちた娘が外に出たくないと駄々をこねるのを聞いて自分の髪の毛を剃り落とすというベタなシーンでは、感動という以前におでこに寄った複数の皺の線と剃り落とした頭髪の落ち武者っぷりが一種のホラーになっている。
あと数回母親役やったら次はばあさん役もできるんじゃないかと思う。
筋肉むきむきの頼れる優しい父親役にジェイソン・パトリック。
ものすごい久しぶりに見た気がするけどフィルモグラフィを見るとそれなりに活動はしていたみたいだな。

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