at ギンレイホール
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なんか久しぶりにえらい混んでいて満席になっている。
ジョニーデップやらブラッドピットやらが出ている映画だとたまに満席ってことがあったけど、今回のプログラムって誰が出ているんだっけ?と思って見始めるとジョージ・クルーニー。
なにぃー、ジョージ・クルーニーはそんなに集客力があるのか!
と思ったらアカデミー賞にノミネートされたりと結構話題の映画だったみたいね。
主人公のライアン・ビンガム(ジョージ・クルーニー)はリストラ宣告人として年間322日間も出張しているという生活。
結婚願望もなく、家族とも疎遠。
家にいるより空の旅とホテル住まいがなにより快適。
そんな男の前に二人の女性が現れ、彼の人生の価値観は少しづつ変化し始める。
途中から飽きてきて眠くなってきてしまった。
この倦怠感を予定調和なハッピーエンドでも見てさっぱりさせようとしていたのに、これってなんだ、ハッピーエンドっぽくない・・・
主人公がなんか知らないけど心変わりしていって疎遠だった家族、妹の結婚式に出席する。
姉や妹は彼を歓迎。
粛々と準備が進む結婚式だったが当日に新郎が本当にここで独身生活を終わっていいのかといきなり悩みだして部屋に閉じこもってしまう。
すると姉が主人公に「今まであなたは家族との関係が疎遠すぎてどこか家族ではない存在のように思っていた。だけど新郎を説得することができたらあなたを家族の一員として迎えるわ」みたいなたぶん全然セリフは異なっていた気もするがそんなセリフを吐く。
で、結局独身貴族を謳歌する主人公は独身に未練を感じる新郎を見事に説得することに成功するのだけど、そのとき姉が「これでやっと家族の一員ね」と言う。
むー、これも主人公の心変わりの重要な1エピソードなのだろうが、この姉は一体何様だよとまず思ってしまう。
家族の一員かどうかをなぜ姉が決めるのだ。
そして実の兄弟なのに家族の一員と認めるかどうかを新郎を説得できるかどうかを試金石にしてしまうという薄情さ。
説得できるかどうかは家族への愛情の強さで決まる話じゃないだろう。
家族の一員のくだりは冗談っぽくもあるけど、万が一失敗したら妹の結婚式はパーになるし、せっかく久しぶりにやってきてくれた弟との関係は微妙になって再び疎遠になることは間違いない。
それを当然分かっていて言っているのだから失敗したらもうお前なんて知らんということでしょ。
主人公のドライさばかりが強調されるが、主人公の姉のドライさ、傲慢さに及ぶものなんていないのだった。
全体的には結局よく分からなかったな。
あ、ジェイソン・ライトマンは『JUNO/ジュノ』の監督だ。
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