2011年 監督:アレクサンダー・ペイン
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
ユーモアまじえつつ淡々と進んで、最後は爽やかだけど、内容は結構残酷だよな。
オアフ島に住むマット・キング(ジョージ・クルーニー)はカメハメハ大王の子孫で、先祖が残した広大な土地を所有して働かなくても食っていけるのだが弁護士をしている。
ある日妻のエリザベスがボート事故で昏睡状態に陥ってしまう。
今まであまり家族を顧みなかったマットは、反抗的な次女の面倒を見つつ、全寮制の高校に通う長女を家に呼び戻す。
こっから家族再生のほんわか物語が始まるわけではない。
長女の口から聞かされたのは、妻が浮気をしていたという事実。
妻は昏睡状態だから何の弁解もできないのね。
家族をほったらかしにしていたマットにも責任の一端はあるはずだけど、一方的に悪者になってしまった妻の死んだように眠っている生気の無い顔がとても残酷だ。
残酷といえば浮気相手の貞淑な妻にとっても残酷な仕打ちだよなぁ。
なにより家族の絆を大事にし、幸せな家族像が国家の基盤とすらなっていながら、どこよりも家族が崩壊している国アメリカのホームドラマ。
おもっ苦しくならないのはユーモアもそうだけど、舞台がハワイってところもあるんだろうな。
マットの従兄弟役の男がジェフ・ブリッジスの雰囲気に似ているなと思ったらボー・ブリッジス、お兄さんだった。
初めて見た。似てる。
2012年10月7日日曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)

0 件のコメント:
コメントを投稿