2009年 監督:アラン・レネ
製作国:フランス/イタリア
at ギンレイホール
また変な映画だなぁ。
予告編見る限りつまらなそうな普通の恋愛映画に見えるけど、本編の印象は全く異なる。
何より変だ。
恐ろしいまでの心情展開の速さ。
予測不能な台詞。
ラストなんてまさかと思いつつそのまさかの展開に笑っていいのか悲しんでいいのかわからないで少し呆然としてしまった。
ともすれば観客がおいてけぼりになりそうだけど、なんだろう、このスタイリッシュさは。
必要最小限のカットと、潔く映像を放棄したナレーションで小気味よく展開していく。
かつ常に驚きに満ちているので全く飽きない。
登場人物も、
良き夫→ちょっと変かもしれないおっさん→かなりやばいストーカー→百戦錬磨の恋の達人風ダンディなおっさん→??(チャック。。。)
とか
一人身でさびしい女性→おたく達の憧れのミューズ→スペイン人かってくらい情熱的な女→??
という風に印象が目まぐるしく変わっていく。
面白かった。
これ書いていてやっと思い出したけど、監督はアラン・レネ。
若いころ『ヒロシマモナムール』の一部を見て断念したままだったので今度見てみようかな。
きれいな奥さん(アンヌ・コンシニ)が夫の想いに気づきながらも知らない振りしている姿が泣ける。
警官役にマチュー・アマルリック。
主演にサビーヌ・アゼマとアンドレ・デュソリエ。
2013年4月21日日曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)

0 件のコメント:
コメントを投稿