2013年4月21日日曜日

映画『声をかくす人』

2011年 監督:ロバート・レッドフォード
製作国:アメリカ
at ギンレイホール




メアリー・サラット役のロビン・ライトが誰かに似ているとずっと思っていて、今気づいた。
倍賞千恵子に似ているんだ。
だからあの達観した風の細めた目に少し嫌な感じがしたのか。

リンカーン大統領の暗殺に関わったとされる共犯者達の裁判の話。
「戦時に法は沈黙する」っていう現代アメリカにも通じそうな題材を扱っている。
でも堅っ苦しいわけじゃなくて、なぜメアリー・サラットは共犯者にされたのか?真実は?彼女の意図は?という謎、乗り気じゃなかったフレデリック・エイキン(ジェームズ・マカヴォイ)が弁護にすべてを捧げるようになっていく過程、エイキンの周りの友人たちの反応の変化、政府上層部の意図、証言者達の心変わり等々、人々の思惑が交錯変容していく様が丁寧に描かれているしエンターテインメントとして十分面白い。

サラットの娘役にエヴァン・レイチェル・ウッド。
他、トム・ウィルキンソン、ケヴィン・クラインも出演。

0 件のコメント:

コメントを投稿