2013年10月6日日曜日

映画『東ベルリンから来た女』

2012年 監督:クリスティアン・ペツォールト
製作国:ドイツ
at ギンレイホール




1980年の東ドイツ。東ドイツから脱出を図る女性の物語。
西側の移住申請が却下され、東ベルリンから田舎の小さな病院に左遷されたバルバラ(ニーナ・ホス)。
シュタージの監視の中、誰にも心を開かず密かに西に逃れる準備を進めるバルバラだったが。

舞台は冷戦時代の東ドイツだけど、物語の中心はバルバラという女性の生き方にある。
豊かな西の恋人と、真摯に患者と向き合いやれることに全力を尽くす東の男との間で揺れる心や、西への脱出と医師としての使命の狭間等々、繊細な心の機微が映像や音で丁寧に描かれる。
なかなか面白かった。

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