2014年5月5日月曜日

映画『ビフォア・ミッドナイト』

2013年 監督:リチャード・リンクレイター
製作国:アメリカ
at ギンレイホール




3部作の3作目だそうだ。
恋人までの距離(ディスタンス)(1995) 第1弾
ビフォア・サンセット(2004) 第2弾
ビフォア・ミッドナイト(2013)

前作をまったく見ていなくて何の思い入れも無い人間だからだろうか、なんかきつかった。

最初の方で長大な長回しが入る。
走る車の中を正面から固定カメラで捉え、前席の夫婦の会話が10分以上続いていく。
走っている車なので景色は流れていくが、それにしてもなんと動きの無い絵!
これじゃあ会話に楽しみを見出すしかないじゃないか。
車のシーンが終わるとそれなりにカメラが切り替わるようになるけど、とにかく会話、会話、また会話。
主演二人の会話の妙を楽しむ映画らしい。

で、楽しめたかというと少し微妙だった。
アメリカ人の人を小ばかにしたような声まねやオーバーアクションとか、したり顔のユーモアとか、ヒステリーとか、耳がきんきんしてどうしても疲れてしまう。
主演二人イーサン・ホーク、ジュリー・デルピーの声が嫌いになりそうだ。

でも、最後の方、数分前まであんなに睦まじかったのにいつからそんな話になったんだ?っていう会話の絶妙な流れだけは面白かった。

こういう会話ものの映画を見るといつも書いている気がするけど、エリック・ロメールが見たいな。

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