2016年8月11日木曜日

映画『ヘイトフル・エイト』

2015年 監督:クエンティン・タランティーノ
製作国:アメリカ
at ギンレイホール




冒頭の音楽がいい曲だけど音響設備のせいか耳障りに聞こえてきて、うーんと思っているとオープニングクレジットに音楽エンニオ・モリコーネの文字が現れる。
まだご健在だったのね。

予告編では密室ミステリーとか謳っているけど、それほどミステリー要素が強いわけではなく、いや、ストーリーも面白いんだけど、それよりも登場人物のあくの強さをベースに、簡単に人が死ぬ(それも笑いと紙一重の)圧倒的B級要素が強烈だった。
口から血吹き出しすぎだろ、とか、たかだかリボルバーの一撃で頭蓋骨ごと吹っ飛ぶかいな、とか。
ミニーの紳士洋品店の面々、特に女性陣の描写など、あの明るさと社交性とユーモアは、徹底的に「ああ、いるよねこういう人」とか「ああ、人間ドラマとかの映画とかでよく見るよねこういう人」っていう既視感を十分に与えてくれる。
そっから吹っ飛ぶわけだからB級的見せ方が上手い。

8人の中で唯一の女性役にジェニファー・ジェイソン・リー。
もう20年ぶりとかそんなレベルでこの人見た気がする。
にしても変わらないな。
もともと美人女優という感じでもなかったけど、返り血や肉片で真っ赤になった顔は神々しくさえあった。
もう50なかばなんだね。

他の7人は、
サミュエル・L・ジャクソン
カート・ラッセル
ティム・ロス
マイケル・マドセン
ウォルトン・ゴギンズ
デミアン・ビチル
ブルース・ダーン

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