2015年 監督:アンドリュー・ヘイ
製作国:イギリス
at ギンレイホール
原題は『45 YEARS』。
45年っていうのもなかなかの時の流れを感じるいいタイトルだけど、『さざなみ』っていうのもいいタイトルだよな。
邦題を原題と変えると大抵は興味本位のうすっぺらいタイトルになるのに、この変更は結構いい。
正にさざなみだから。
長年連れ添った夫婦、ケイト(シャーロット・ランプリング)とジェフ(トム・コートネイ)は45周年の記念パーティを迎えようとしていた。
そんなある日、スイスから一通の手紙が届く。
50年前にクレバスに落ちて亡くなった夫の元恋人の遺体が昔のままの状態で発見されたという知らせ。
元恋人とはいえ大昔の話であるのに、45年間もの長い月日で築き上げられた強固な夫婦の信頼関係がさざなみのように揺れはじめる。
基本的に静かに流れていく映画だけど、トム・コートネイとシャーロット・ランプリングとの間に漂う空気感が凄い。
熟年の寄り添い合ってきた空気感だったり、小さなしこりのように膨れてよどむ不信や嫉妬の空気感だったり。
カメラもなんていうか知らないけどパンフォーカスの反対で被写体のみにピントが合って奥のピントがぼやけるから、非情なくらいに役者の演技に視線が集まる。
そのフォーカスに耐えられる、どころか十二分に生かしきるシャーロット・ランプリングがやっぱり凄いよな。
ところでシャーロット・ランプリングを見るといつも倍賞千恵子を思い出すんだよね。
2016年9月22日木曜日
映画『最高の花婿』
2014年 監督:フィリップ・ドゥ・ショーヴロン
製作国:フランス
at ギンレイホール
なかなか面白いコメディ。
フランスロワール地方に住むヴェルヌイユ夫妻には4人の娘達がいる。
3人までは嫁に出ているが、夫はそれぞれアラブ人、ユダヤ人、中国人と国際結婚になっている。
末娘こそはフランス人をと願う両親の思惑とは裏腹に、末娘が連れてきた婚約者はコートジボワール生まれの黒人だった。
アラブ人、ユダヤ人、中国人の3人が気づいたら仲良くなっているのが本当に面白い。
人種間で見た目も全然違うしお互い相容れないくらいの関係だったのに、後半で見せる生まれたときから兄弟だったかのような親密な距離感には感動すら覚える。
皆一応フランス籍なのかな。国際結婚でここまで円満なのはフランス語ペラペラだからというのもあろうが。
精神病みつつある三女が絶対どこかで見たことある女優だと思っていたけど、所見っぽい。エミリー・カン。
どの女優と見間違えたんだろう。
製作国:フランス
at ギンレイホール
なかなか面白いコメディ。
フランスロワール地方に住むヴェルヌイユ夫妻には4人の娘達がいる。
3人までは嫁に出ているが、夫はそれぞれアラブ人、ユダヤ人、中国人と国際結婚になっている。
末娘こそはフランス人をと願う両親の思惑とは裏腹に、末娘が連れてきた婚約者はコートジボワール生まれの黒人だった。
アラブ人、ユダヤ人、中国人の3人が気づいたら仲良くなっているのが本当に面白い。
人種間で見た目も全然違うしお互い相容れないくらいの関係だったのに、後半で見せる生まれたときから兄弟だったかのような親密な距離感には感動すら覚える。
皆一応フランス籍なのかな。国際結婚でここまで円満なのはフランス語ペラペラだからというのもあろうが。
精神病みつつある三女が絶対どこかで見たことある女優だと思っていたけど、所見っぽい。エミリー・カン。
どの女優と見間違えたんだろう。
2016年9月4日日曜日
映画『キャロル』
2010年 監督:トッド・ヘインズ
製作国:イギリス/アメリカ/フランス
at ギンレイホール
なにこのスリリングで甘い視線の交錯劇。
めちゃくちゃ面白かった。
1952年のニューヨークが舞台の女性同士の恋愛物。
古ぼけた淡い色彩に映える衣装。
映えるといえば、ケイト・ブランシェットがかっこいい、そしてルーニー・マーラがかわいすぎる。
特にルーニー・マーラ、惚れそうだ。
118分もあったのか。
冒頭から目が離せない。
===
今日のギンレイホールは一本目に見た『リリーのすべて』が凄い混んでいたんだけど、なんだったんだろう。
ジョニーデップだのディカプリオだのが出ていたわけでもないのに謎すぎる。
この『キャロル』は見た時間帯にもよるのかもしれないけど半分以下に減ったから『リリーのすべて』だけなんかあったのかな。
製作国:イギリス/アメリカ/フランス
at ギンレイホール
なにこのスリリングで甘い視線の交錯劇。
めちゃくちゃ面白かった。
1952年のニューヨークが舞台の女性同士の恋愛物。
古ぼけた淡い色彩に映える衣装。
映えるといえば、ケイト・ブランシェットがかっこいい、そしてルーニー・マーラがかわいすぎる。
特にルーニー・マーラ、惚れそうだ。
118分もあったのか。
冒頭から目が離せない。
===
今日のギンレイホールは一本目に見た『リリーのすべて』が凄い混んでいたんだけど、なんだったんだろう。
ジョニーデップだのディカプリオだのが出ていたわけでもないのに謎すぎる。
この『キャロル』は見た時間帯にもよるのかもしれないけど半分以下に減ったから『リリーのすべて』だけなんかあったのかな。
映画『リリーのすべて』
2015年 監督:トム・フーパー
製作国:イギリス/ドイツ/アメリカ
at ギンレイホール
1926年、デンマーク。
画家の夫婦アイナー(エディ・レッドメイン)とゲルダ(アリシア・ヴィカンダー)は仲睦まじく日々を暮らしていた。
ある日、夫のアイナーがあるきっかけから自分の性に違和感を感じ始める。
ゲルダを演じたアリシア・ヴィカンダーがとにかく魅力的。
冒頭のアップからもう惚れそうになる。
こんな奥さんがいても抗えないのか~。
エディ・レッドメインの女装は男にしか見えないのだけど、劇中でも一応普通に男とばれているのかな。
製作国:イギリス/ドイツ/アメリカ
at ギンレイホール
1926年、デンマーク。
画家の夫婦アイナー(エディ・レッドメイン)とゲルダ(アリシア・ヴィカンダー)は仲睦まじく日々を暮らしていた。
ある日、夫のアイナーがあるきっかけから自分の性に違和感を感じ始める。
ゲルダを演じたアリシア・ヴィカンダーがとにかく魅力的。
冒頭のアップからもう惚れそうになる。
こんな奥さんがいても抗えないのか~。
エディ・レッドメインの女装は男にしか見えないのだけど、劇中でも一応普通に男とばれているのかな。
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