2015年 監督:ジャコ・ヴァン・ドルマル
製作国:ベルギー/フランス/ルクセンブルク
at ギンレイホール
予告編の小さな鳥の群れを操って動かしている男のシーンから、この映画面白そうという予感がしていたのに見事に外れたな。
パソコンを使って人々の運命をもてあそぶ神がいて、その娘が父に反逆して余命を知らせるメールを全人類に一斉送信する。
その後娘は下界に降り立ち、6人の使途を探しに旅に出る。
片腕が義手の美しき女とかゴリラに恋したおばさんとか冒険家になりたかった男とか殺し屋に転身した男とか。
一人一人やそれぞれが寓話的なお話でゆったり展開されていく。
全体的な印象としては、醜悪、という言葉が浮かぶ。
醜悪で面白いとかじゃなくて、なんかどことなく不快でもどかしい醜悪。
芸術作品にもなれず、エンターテインメントにもなれないどっちつかずの状態でそのまま終わる感じ。
なんだろうね。まず音が不快だな。
特に神様役のおっさんの怒鳴り声が今まで聞いたことないような耳障りな響き。
叫び声やら突然入る大きな音とか。
予告編の鳥のシーンもなんか思っていたのと違って感動もなかったし。
宗教的にかなり突っ込んだブラックジョークは海外ではどういう反応しているんだろう。
あ、この監督『八日目』の人だったのか。
2016年10月16日日曜日
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