2016年 監督:スティーヴン・フリアーズ
製作国:イギリス
at ギンレイホール
フローレンス・フォスター・ジェンキンスという実在の人物のお話。
富豪の彼女はソプラノ歌手になるのが夢でたまにリサイタルなどを開いて自慢の歌声を披露していた。
しかし彼女はとてつもなく音痴だった。
しかも自分で気づいていない。
そんな彼女を夫は献身的に支える。
新聞記者を買収したり。。
フローレンス役にメリル・ストリープ。
音痴も忠実に再現しているのだろうし、音痴であることは確実だけど、そんなに大爆笑するほどかな。
夫のシンクレア役にヒュー・グラント。
年齢違いすぎるだろうと思うが若い愛人(レベッカ・ファーガソン)を囲っているから実際の夫も離れているのかなぁ。
で、この愛人という存在が謎で、シンクレアはフローレンスに献身的だけど、この愛人がいるせいで彼の妻に対する想いがなんだか薄れてしまう。
そもそも音痴を気づかせないように根回しするのが献身的なのか?という疑問もある。
となると実は遺産目当て?と思わせながらも、どうやら本気で妻を愛しているようなんだよね。
愛人も大事にしているけど愛人と妻を天秤にかけるようなシーンで妻を選んでいたりもするし。
事実にもとづいてしょうがなく愛人を登場させたのかな。
いずれにしろ、愛人を登場させながらもシンクレアがフローレンスを心から大事にしていることを十分に描き、愛人がばれそうになるところはコメディにしつつも愛人の悲哀もちゃんと描いたりして、なかなか上手い脚本だなと思う。
2017年4月23日日曜日
映画『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』
2016年 監督:リチャード・リンクレイター
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
舞台は1980年で、野球の強豪大学に野球推薦で入学するジェイク(ブレイク・ジェナー)が入寮してから大学が始まるまでの3日間のお話。
お話、というか、酒!ドラッグ!女!と少し野球、で押しまくる。
まだ大学生になる前の3日間で、多分自分も含めた多くの日本人の数十倍も人生を謳歌しているんじゃないだろうか、ってくらいハッスルしている。
彼らは野球エリートでイケイケだから、というわけじゃなくて、文化系の人たちまでハッスルしている。
この時代だからなのかアメリカだからなのか。
敬語がないからか自己主張が強いからか、すぐに昔からの友人かのように馴染むところも凄い。
それにしても寮生の面々が大学生に見えないくらい老けている。
役者は皆実際は30近いっぽいね。
過ぎ去りし青春の1ページを切り取った、これから先苦しいことやつらいことがたくさんあるかもしれないけど今だけは全力で楽しもうぜっていう懐かしくて能天気で楽しい映画。
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
舞台は1980年で、野球の強豪大学に野球推薦で入学するジェイク(ブレイク・ジェナー)が入寮してから大学が始まるまでの3日間のお話。
お話、というか、酒!ドラッグ!女!と少し野球、で押しまくる。
まだ大学生になる前の3日間で、多分自分も含めた多くの日本人の数十倍も人生を謳歌しているんじゃないだろうか、ってくらいハッスルしている。
彼らは野球エリートでイケイケだから、というわけじゃなくて、文化系の人たちまでハッスルしている。
この時代だからなのかアメリカだからなのか。
敬語がないからか自己主張が強いからか、すぐに昔からの友人かのように馴染むところも凄い。
それにしても寮生の面々が大学生に見えないくらい老けている。
役者は皆実際は30近いっぽいね。
過ぎ去りし青春の1ページを切り取った、これから先苦しいことやつらいことがたくさんあるかもしれないけど今だけは全力で楽しもうぜっていう懐かしくて能天気で楽しい映画。
2017年4月9日日曜日
映画『手紙は憶えている』
2015年 監督:アトム・エゴヤン
製作国:カナダ/ドイツ
at ギンレイホール
戦争を生き抜いた世代も高齢でどんどん少なくなっていくなぁ。
妻に先だ立たれたばかりの90歳の老人ゼヴ(クリストファー・プラマー)。
彼は老人ホームの友人とある計画を立てており、妻がなくなったらそれを決行する、と。
車椅子の友人はホームに残り、ゼヴは一人計画を遂行するべく旅立っていく。
二人はアウシュヴィッツの生き残りで、ともに家族を看守に殺された過去を持つ。
そしてその看守は身分を偽り逃亡し、今ものうのうと生きているという。
計画とは、その看守“ルディ・コランダー”を見つけ出し、復讐(殺害)すること。
しかしゼヴにはある問題があった。
認知症が進行しすぎて毎朝目覚めると記憶を失うということ。
友人はゼヴの過去と計画を記した手紙をゼヴに渡し、ゼヴは記憶をなくすたびに手紙からやるべきことを知る、というあぶなっかしい旅路。
まあまあ面白かったんじゃないかな。
こんなに記憶をなくすなら幸せな嘘の過去を騙して教えることもできるよなぁと思って見ていた。。。
最近なんかの予告編でラストが衝撃とかいうの見たなと思っていたけど、これだったか。
記憶をなくすたびに亡き妻の名を呼んで、生前はそんなに片時も離れずに一緒にいたのかよ、と突っ込みたくなる。
ブルーノ・ガンツを久しぶりに見たけど老化が加速しすぎじゃないだろうか。
製作国:カナダ/ドイツ
at ギンレイホール
戦争を生き抜いた世代も高齢でどんどん少なくなっていくなぁ。
妻に先だ立たれたばかりの90歳の老人ゼヴ(クリストファー・プラマー)。
彼は老人ホームの友人とある計画を立てており、妻がなくなったらそれを決行する、と。
車椅子の友人はホームに残り、ゼヴは一人計画を遂行するべく旅立っていく。
二人はアウシュヴィッツの生き残りで、ともに家族を看守に殺された過去を持つ。
そしてその看守は身分を偽り逃亡し、今ものうのうと生きているという。
計画とは、その看守“ルディ・コランダー”を見つけ出し、復讐(殺害)すること。
しかしゼヴにはある問題があった。
認知症が進行しすぎて毎朝目覚めると記憶を失うということ。
友人はゼヴの過去と計画を記した手紙をゼヴに渡し、ゼヴは記憶をなくすたびに手紙からやるべきことを知る、というあぶなっかしい旅路。
まあまあ面白かったんじゃないかな。
こんなに記憶をなくすなら幸せな嘘の過去を騙して教えることもできるよなぁと思って見ていた。。。
最近なんかの予告編でラストが衝撃とかいうの見たなと思っていたけど、これだったか。
記憶をなくすたびに亡き妻の名を呼んで、生前はそんなに片時も離れずに一緒にいたのかよ、と突っ込みたくなる。
ブルーノ・ガンツを久しぶりに見たけど老化が加速しすぎじゃないだろうか。
映画『幸せなひとりぼっち』
2015年 監督:ハンネス・ホルム
製作国:スウェーデン
at ギンレイホール
結構面白かった。
愛する妻をなくして孤独に生きるオーヴェ(ロルフ・ラッスゴード)は43年間働いた鉄道会社をクビになる。
妻を亡くした悲しみからいまだに立ち直れないオーヴェはいい機会だとでもいうように自殺に向けていそいそ準備を始めるのだが、隣に引っ越してきた移民の家族やらなんやらでことごとく自殺を阻まれる。
このオーヴェというじいさんはかなりのクセがあって、とにかく規律に厳しい。
規則を守らない住民にはようしゃない罵声を浴びせ、普通には関わり合いたくないかなり気難しい男。
ただ、たくましく生きる移民の女性にはそんことはお構いなし。
そして昔からの知り合いはオーヴェに優しいところや、時折回想の入る妻との思いでからも次第にオーヴェという気難しい人物の別の一面が見えてくる。
妻役のイーダ・エングヴォルが溌剌としていい感じ。
これは惚れるわと思う。
しかしまあソーニャとの思い出が若い頃だけというのも気になりはするけど、今でもそんなに思っているということからも二人の仲はうかがい知れる。
大分いい奥さんだよな。かなり男側の願望が入っていそう。
映画と関係ないけど、この回は席が大外れで、後ろの席の頭のおかしいおっさんが前の席、つまり俺の席を頻繁に蹴り、そして押してきた。
最近はこういう奴いなかったんだけど、たまに思い出したように現れるんだよな。
製作国:スウェーデン
at ギンレイホール
結構面白かった。
愛する妻をなくして孤独に生きるオーヴェ(ロルフ・ラッスゴード)は43年間働いた鉄道会社をクビになる。
妻を亡くした悲しみからいまだに立ち直れないオーヴェはいい機会だとでもいうように自殺に向けていそいそ準備を始めるのだが、隣に引っ越してきた移民の家族やらなんやらでことごとく自殺を阻まれる。
このオーヴェというじいさんはかなりのクセがあって、とにかく規律に厳しい。
規則を守らない住民にはようしゃない罵声を浴びせ、普通には関わり合いたくないかなり気難しい男。
ただ、たくましく生きる移民の女性にはそんことはお構いなし。
そして昔からの知り合いはオーヴェに優しいところや、時折回想の入る妻との思いでからも次第にオーヴェという気難しい人物の別の一面が見えてくる。
妻役のイーダ・エングヴォルが溌剌としていい感じ。
これは惚れるわと思う。
しかしまあソーニャとの思い出が若い頃だけというのも気になりはするけど、今でもそんなに思っているということからも二人の仲はうかがい知れる。
大分いい奥さんだよな。かなり男側の願望が入っていそう。
映画と関係ないけど、この回は席が大外れで、後ろの席の頭のおかしいおっさんが前の席、つまり俺の席を頻繁に蹴り、そして押してきた。
最近はこういう奴いなかったんだけど、たまに思い出したように現れるんだよな。
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