2017年 監督:エドガー・ライト
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
TAXIみたいなもんかと思っていたけど、音楽に合わせた冒頭のカーアクションから鷲掴みされる。
最高に楽しめるアクション映画。
カーアクションだけでなく、恋愛要素やら銃撃戦やらベイビーの成長譚と盛りだくさん。
ストーリーはなかなか予測がつかない。
うまい具合に外してくるので。
それにしても彼女は知り合ったばかりの男に全てを投げ捨ててよくついていったよな。
冒頭のカーチェイス
2018年2月18日日曜日
映画『パターソン』
2016年 監督:ジム・ジャームッシュ
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
変わらないようで変わる、変わるようで変わらない一週間。
少しづつ切り取られていつのまにか覚えてしまう通勤通路。
いつも傾くポスト。
ストーリーに絡まない双子の符牒。
なめらかなバスの風景。
日課のバーの雰囲気。
パターソンとローラのやりとり。
全てが心地よい。
ニュージャージー州パターソンに住む、街と同じ名前のパターソンはバスの運転手をしている。
パターソンは仕事の傍ら、趣味で詩をノートに書きつけている。
愛する妻ローラはあなたの詩は素晴らしいから公開すべきよと力説するがパターソンはそれほど乗り気でない。
そんなパターソンの一週間。
日常物だと、これみよがしに個性的な仲間が出てきたりしてうんざりすることも多いけど、この映画はとても静かで、そしてさりげないユーモアに溢れている。
静か、だけど結構不穏な空気も流れている。
バスの運転は事故んないか、愛犬マーヴィンは盗まれやしないかと不安になったり、バーの拳銃事件はとんでもないことにならないかとはらはらしたり。
あと、パターソンとローラの関係など本当に夫婦なのってくらいよそよそしく見えるときもある。
どちらかがどちらかを騙しているんじゃないかと勘ぐりたくもなってくるが、実際はお互いがお互いを誰よりも大事に思っている、っぽい。
言いたいことも言わない、喧嘩もしない。だけど優しさと思いやりで満ち足りている幸せな関係。
ローラなんか絶対詐欺にあっていると思ったけど。
そういえば永瀬正敏も出ていたなとふと思い出した頃に永瀬正敏が現れる。
たどたどしい英語の日本人がこの役を演じる必要など全くないけど、パターソンに勇気を与えるこの重要な役柄を無名の俳優でなく『ミステリー・トレイン』以来の出演となる永瀬正敏が演じる、ってところが最高にいいよね。
ジム・ジャームッシュは『コーヒー&シガレッツ 』以来かな。
もう今年のNo.1にしたい。
====
関係ないけど、この日は5:30起きで出勤して休日作業をした後の鑑賞となった。
土日に午前中に起きることすら稀なのに5:30起きで最高に眠い。
ジム・ジャームッシュは久しぶりに見たいが絶対寝てしまうだろうから行くかどうか迷ったけど見に来てよかった。
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
変わらないようで変わる、変わるようで変わらない一週間。
少しづつ切り取られていつのまにか覚えてしまう通勤通路。
いつも傾くポスト。
ストーリーに絡まない双子の符牒。
なめらかなバスの風景。
日課のバーの雰囲気。
パターソンとローラのやりとり。
全てが心地よい。
ニュージャージー州パターソンに住む、街と同じ名前のパターソンはバスの運転手をしている。
パターソンは仕事の傍ら、趣味で詩をノートに書きつけている。
愛する妻ローラはあなたの詩は素晴らしいから公開すべきよと力説するがパターソンはそれほど乗り気でない。
そんなパターソンの一週間。
日常物だと、これみよがしに個性的な仲間が出てきたりしてうんざりすることも多いけど、この映画はとても静かで、そしてさりげないユーモアに溢れている。
静か、だけど結構不穏な空気も流れている。
バスの運転は事故んないか、愛犬マーヴィンは盗まれやしないかと不安になったり、バーの拳銃事件はとんでもないことにならないかとはらはらしたり。
あと、パターソンとローラの関係など本当に夫婦なのってくらいよそよそしく見えるときもある。
どちらかがどちらかを騙しているんじゃないかと勘ぐりたくもなってくるが、実際はお互いがお互いを誰よりも大事に思っている、っぽい。
言いたいことも言わない、喧嘩もしない。だけど優しさと思いやりで満ち足りている幸せな関係。
ローラなんか絶対詐欺にあっていると思ったけど。
そういえば永瀬正敏も出ていたなとふと思い出した頃に永瀬正敏が現れる。
たどたどしい英語の日本人がこの役を演じる必要など全くないけど、パターソンに勇気を与えるこの重要な役柄を無名の俳優でなく『ミステリー・トレイン』以来の出演となる永瀬正敏が演じる、ってところが最高にいいよね。
ジム・ジャームッシュは『コーヒー&シガレッツ 』以来かな。
もう今年のNo.1にしたい。
====
関係ないけど、この日は5:30起きで出勤して休日作業をした後の鑑賞となった。
土日に午前中に起きることすら稀なのに5:30起きで最高に眠い。
ジム・ジャームッシュは久しぶりに見たいが絶対寝てしまうだろうから行くかどうか迷ったけど見に来てよかった。
2018年2月4日日曜日
映画『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』
2016年 監督:ロジャー・スポティスウッド
製作国:イギリス
at ギンレイホール
薬物依存から抜け出そうともがくストリートミュージシャンでホームレス青年ジェームズと、偶然迷い込んだ茶トラの猫ボブとの物語。
実話がもとというか、ジェームズ本人が書いた本が世界中で大ベストセラーらしい。その映画化。
拾った猫がアイドル的人気になって、猫や周りの人に励まされながらどん底の生活から立ち直っていく。
ってだけなんだけど、意外とつまらなくはなかった。(別に猫好きでもないのに)
実話が元って取材に基づくとかじゃなくて本人が書いているってところが何か気持ち悪い面もある。
そしてお決まりのご本人登場もあったりする。
ボブは実際のボブなんだね。
それにしても芸達者すぎる。
製作国:イギリス
at ギンレイホール
薬物依存から抜け出そうともがくストリートミュージシャンでホームレス青年ジェームズと、偶然迷い込んだ茶トラの猫ボブとの物語。
実話がもとというか、ジェームズ本人が書いた本が世界中で大ベストセラーらしい。その映画化。
拾った猫がアイドル的人気になって、猫や周りの人に励まされながらどん底の生活から立ち直っていく。
ってだけなんだけど、意外とつまらなくはなかった。(別に猫好きでもないのに)
実話が元って取材に基づくとかじゃなくて本人が書いているってところが何か気持ち悪い面もある。
そしてお決まりのご本人登場もあったりする。
ボブは実際のボブなんだね。
それにしても芸達者すぎる。
映画『ブランカとギター弾き』
2015年 監督:長谷井宏紀
製作国:イタリア
at ギンレイホール
イタリア制作で日本人監督で舞台がフィリピン、ってなんだそれというのはおいておいて、なかなかいい映画だった。
長谷井宏紀監督がヴェネツィア・ビエンナーレ&ヴェネツィア国際映画祭の全額出資を受けて制作されたらしい。
ストリートチルドレンの少女ブランカと盲目の流しのギター弾きピーターを中心にした物語。
心温まる感動ストーリーとかサクセスストーリーとかそういう類いのものではなく、かといって説明を省きまくった芸術系というわけでもない。
ごくシンプルにストーリーは進んでいくのに、かなり面白い。
多くを説明しないのに人物描写がいいからかな。
生きるために他人にかまっていられない少年、居場所を守るために奸計をめぐらす小男と意外とそいつの言うことを信頼しているっぽいオーナー、なんかほっこりする路上の女(男)達。
少しネタバレすると、
ラストが主人公の笑顔で終わる映画にはずれは無いよね。
で、ラストの笑顔見て思い出したけど、この映画に大いに好感を持つ要因の一つに僕の大好きな映画『雨上がりの駅で』に雰囲気が似ているからというのがある。
ラストの笑顔も含め少女とおっさんという組み合わせも同じだし。
製作国:イタリア
at ギンレイホール
イタリア制作で日本人監督で舞台がフィリピン、ってなんだそれというのはおいておいて、なかなかいい映画だった。
長谷井宏紀監督がヴェネツィア・ビエンナーレ&ヴェネツィア国際映画祭の全額出資を受けて制作されたらしい。
ストリートチルドレンの少女ブランカと盲目の流しのギター弾きピーターを中心にした物語。
心温まる感動ストーリーとかサクセスストーリーとかそういう類いのものではなく、かといって説明を省きまくった芸術系というわけでもない。
ごくシンプルにストーリーは進んでいくのに、かなり面白い。
多くを説明しないのに人物描写がいいからかな。
生きるために他人にかまっていられない少年、居場所を守るために奸計をめぐらす小男と意外とそいつの言うことを信頼しているっぽいオーナー、なんかほっこりする路上の女(男)達。
少しネタバレすると、
ラストが主人公の笑顔で終わる映画にはずれは無いよね。
で、ラストの笑顔見て思い出したけど、この映画に大いに好感を持つ要因の一つに僕の大好きな映画『雨上がりの駅で』に雰囲気が似ているからというのがある。
ラストの笑顔も含め少女とおっさんという組み合わせも同じだし。
登録:
投稿 (Atom)