2017年 監督:ベン・リューイン
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
ウェンディ(ダコタ・ファニング)は自閉症で、現在は姉(アリス・イヴ)と離れて施設で過ごしている。
ある日大好きなスタートレックで脚本コンテストが開かれていることを知り、ウェンディは書き上げた大作を応募しようとする。
しかしいろいろあってもう郵送しても期限に間に合わない状況になったため、自らロサンゼルスまで持っていく決意をする。
ウェンディとダコタ・ファニングを同時に愛でるロードムービー。
スタートレックの知識はほぼ無いけど楽しめる。
昔のホームビデオで幼いウェンディが突然癇癪を起こして叫びだす映像とか泣きそうだ。
現在のウェンディは大分自分を抑制しているが、姉とのシーンで想いが溢れ出すところなどつらい。
逃げるように去る姉は薄情かと思いきや、姉は誰よりも妹のウェンディを大事に思っていて、つらすぎて逃げ出してしまったのね。
ああ、背景としては、母親は他界し(父親は不明)、姉はウェンディの面倒を見ていたが、結婚して赤ん坊が生まれたので姉は泣く泣く妹を施設に入れたらしい。
赤ん坊に危険が及ぶことを危惧したのだろうが、そういう背景があると、ウェンディが高速で操る編み物のあの棒が恐ろしくなってくる。
泣き笑いのハートフルドラマでありながら、いろんなところではらはらする程よい緊張感もあり、民度の低い男どもに怒りも湧くし(なんとか語を駆使する警官以外ろくな男がいない!)で感情のオンパレードな充実した映画になっている。
隠れていたのにスタートレックマニアの警官の策略?に騙されて顔を出してしまうウェンディのキュートさにはまいる。
2019年2月17日日曜日
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