製作国:フランス / ベルギー
at ギンレイホール
冒頭、氷と雪に追われた廃墟のような街CGが美しい、と思っていたところにいきなりでかい効果音とともに主人公の顔のドアップ、はちょっとウェってなる。
なんの映画見ているんだっけと思うような疾走感あふれる掴みではあるけど。
高校時代に付き合ってそこから最愛の妻になってくれたのに、自身の成功とともに妻をないがしろにしてしまう男がパラレルワールドに迷い込んで悪戦苦闘する。っていう純愛コメディ。
パラレルワールドにいくまでの圧倒的なテンポのよさ。
その一瞬ですらオリヴィア(ジョセフィーヌ・ジャピ)に惚れるわ。
ジョセフィーヌ・ジャピって初めて見たけど、まあ綺麗。
気品がありつつ快活な笑顔は庶民的な親しみやすさもあるっていう素晴らしさ。
これからどんどん売れていきそう。
フランソワ・シヴィルは髭がないと誰だかわからないくらい顔変わるな。
高校時代は別の俳優が演じているのかと思った。
友人のフェリックス(バンジャマン・ラヴェルネ)はコメディ脇役としても純愛ものとしても最高のキャラクターになっている。南葛もいけているし。
まあ面白かったんじゃないかと思うけど、ジョセフィーヌ・ジャピじゃなかったらそれほどでもない気もする。
パラレルワールドっていう異質設定が面白味でありながらも恋愛ものとしては足引っ張るのね。
恋愛映画の男がいて女がいてっていう関係性が同一人物で掛ける2になったらそれだけ薄まるし。
今の世界と元の正解がそれぞれちゃんとした世界だからそれぞれの世界でどきどき恋愛ハッピーエンドにならないと気がすまない。
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