2022年6月18日土曜日

映画『ドリームプラン』

2021年 監督:レイナルド・マーカス・グリーン
製作国:アメリカ
at ギンレイホール




これってあのビンタ映画か。
変なレッテル貼られたもんだ。

ビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹っていう最強の二人を育て上げた実父リチャード(ウィル・スミス)はテニス未経験の素人だったっていう話。というか実話。

コンプトンっていう犯罪率がめちゃ高い場所に住むリチャードは子供二人作ってプロテニスプレイヤーに育て上げようとする。
プロテニスプレイヤーの賞金がとんでもない額だということを知ったから。
生まれる前からだよ。
なんかそこからもうぶっ飛んでるよな。
かなり個性的なおやじで、実際関わり合いたくはないタイプだけど、映画で見る分にはなかなかに面白いキャラクターになっている。
金儲けのためというとなんか冷たいし、隣人からは虐待とか言われもするけど、実際はその逆で何より娘たちの安全と将来を優先して考えている。
時に押し付けがましく時に独りよがりだったりもするけど、それはストーリーとしての成長譚。

まあ実際どうだったのかは知らんけどね。対比で描かれるジュニアトーナメントで負けた子供をなじる親とかよりマシだろう。
と、なんか気になって調べてみたらこの記事面白いな。
コンプトンに住んだことまで「劣悪な地域からのし上がったスター」を誕生させるための意図的な演出なのかよ。
あんなに理不尽な暴力から家族を守っていた美談はいったいどこへ。。

ビーナス&セリーナを演じた二人はテニスの優秀な選手をキャスティングしたのかと思っていたけど、普通に子役だったのか。。テニスシーンはCG??

映画『クライ・マッチョ』

2021年 監督:クリント・イーストウッド
製作国:アメリカ
at ギンレイホール




クライ・マッチョってなんか強烈に印象に残るタイトルだよな。笑っちゃうような滑稽感もある。
マッチョって言葉はWikiだと「マッチョとは、男性がもつという「強靱さ、逞しさ、勇敢さ、好戦性」といった性質を基礎とした思想や信条、行動をあらわす言葉」らしい。

イーストウッド監督主演のロードムービー。
と思ったけど終活物語か。
原作では主人公の年齢はどんくらいなんだろう。
とにかく車の動と静がいいよね。車の映画か。

2022年6月4日土曜日

映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』

2020年 監督:ケイリー・ジョージ・フクナガ
製作国:イギリス / アメリカ
at ギンレイホール




ダニエル・クレイグ版ボンドの最後の作品らしい。
感慨深いねぇ。。あっ、よくよく考えたら007ってトム・クルーズのミッション・インポッシブルしか見たことないや。

とにかく一切頭使わずにはらはらどきどきわくわくのアクションを楽しむつもりだったんだけど、登場人物だとか組織名がさっぱりわからず。
スペクターって人の名前?ヴェスパー誰?ホワイト?ボンドはイギリスだからCIAじゃなくてMI6だっけ?マドレーヌ?ダニエル・クレイグとレア・セドゥが父娘じゃなくて恋人設定だと???
今調べると5作全部続き物になっていたみたいね。
スペクターとかホワイトとかマドレーヌは過去作から出ているらしい。
途中で考えるのや覚えるのをやめたのでそれなりに楽しんだ気がする。
過去4作見ている人はたしかに感慨深そうだ。

能面(よく見るとなんか違うような気もしたけど「能面の男」とかはっきり言っているから能面なのだろう)を恐怖を煽る道具にするのは邦画でもまあたまにあるけどなんか微妙よね。
枯山水みたいな庭とか決戦場所とかずいぶん日本要素が多いなと思ったら、監督は日系の人か。関係あるか知らないけど。
あ、この監督『闇の列車、光の旅』撮った人じゃん。作風が違いすぎる。

映画『ライダーズ・オブ・ジャスティス』

2020年 監督:アナス・トマス・イェンセン
製作国:デンマーク / スウェーデン / フィンランド
at ギンレイホール




主演マッツ・ミケルセンだったのか。。今知った。
『アナザーラウンド』くらいでしか知らなかったので全然印象が違う。

軍人のマークス(マッツ・ミケルセン)は赴任先で妻の訃報を聞く。
妻は列車事故に巻き込まれて亡くなったが、一緒にいた娘(アンドレア・ヘイク・ゲーゼベウ)は軽症でなんとか無事。
悲嘆に暮れる中、怪しい男たちが訪ねてきて妙なことを言い出す。
あれは事故じゃない、と。
最強の軍人と理数系のスペシャリスト達の復讐劇が始まる。
っていうあらすじは合っているようで合っていない。
復讐ではあったけど、人生に詰まったやつらの再生の物語っていうほうが近いか。
コメディも織り交ぜつつど派手なアクションも満載でなかなかのエンターテインメント。
面白かった。

偶然の重なりから原因を探ってあのときこうしていればとか考えてもそれは無意味なんだけど、考えちゃうのよね。

強面の父が娘に怒鳴り散らかすっていう関係を最近見たな、古田新太主演の『空白』か。
娘は大事だけど接し方がわからない、みたいな。