製作国:アメリカ
at ギンレイホール
グッチ創業者一族の物語で実話に基づくらしい。
全然知らんかったわー。
映画向きの実話だねー。
運送業を営む父のもとで働くパトリツィア(レディー・ガガ)は、とあるパーティーでマウリツィオ・グッチ(アダム・ドライヴァー)と出会い恋に落ちる。
マウリツィオはあのグッチ一族の人間だった。
グッチ家とか関係なく恋に落ちている(ように見える)んだけど、マウリツィオの父ロドルフォ(ジェレミー・アイアンズ)の猛反対に合う。
で、マウリツィオは家を出て二人は晴れて結婚。
マウリツィオは弁護士を目指しながら運送業の手伝いをし、屈強なトラック運ちゃんたちとも打ち解けて、二人は幸せに暮らしましたとさ。
で終わればいいのにそんなのはただの導入で、そっからどろどろの争いが。。
俳優陣だけですごい見ごたえがある。
レディー・ガガは『アリー/ スター誕生』でその自然な演技にかなりびびったけど、この映画だと既にもう大女優の風格を持っている。
ガガの圧をアダム・ドライヴァーの笑顔が和らげていいバランス。
ガガもアダム・ドライヴァーもそれぞれ独特な風貌しているから、二人揃うとなんか特異な絵になって面白い。
マウリツィオの叔父役でアル・パチーノ、父親役にジェレミー・アイアンズという最強の布陣。
怪しい占い師役にフリーダのサルマ・ハエック。
で、一番やばかったのは従兄弟パオロ・グッチ役のジャレッド・レトー。
いかした髪型だぜ。
どこか憎めない哀愁のあるキャラクターがドはまりして愛しくなってくる。
えっ、ドはまりって、、これジャレッド・レトーだよな。。
「アンジェラ15歳の日々」を見ていたときは、それほどイケメンというわけでもないしすぐに消えていく俳優だと思っていたよ。
ストーリーの方はいろいろ展開が唐突な気がした。映画自体は159分もあるのにな。
Wiki見るとパトリツィアは財産目当てで色仕掛けでマウリツィオに近づいたと言われているらしいね。
最初から財産目当てだったのか、それとも後から金に目が眩んだのか、とかその辺が映画では曖昧だから、パトリツィアの狂気とかマウリツィオの心変わりとか、全てが唐突に思えるのね。
ただただガガの狂気の瞳に圧倒されればそれでOKという気もしないでもないけど。