2022年11月27日日曜日

ありがとうギンレイホール

ビルの老朽化により、ギンレイホールは2022年11月27日(日)をもって閉館。移転先は未定。

会員カードの返金対応も始まるらしいし、なんかこのままなくなってしまいそうで怖い。
私が会員になったのは確か1999年だから、20数年通い続けたことになる。
都合がつかなくてスキップしたのはせいぜい5,6回程度だと思うので、ざっと数えて1000本超えてそうだな。
封切りで見て1本1800円だとしたら180万だぜ。
年間1万円で見放題の会員カードのコスパの恐ろしさよ。

飯田橋でなくてもいいから復活してほしいなぁ。
復活するにしても1年以上先になるような気もするし、これからどうするかなぁ。

2022年11月26日土曜日

映画『マリー・ミー』

2022年 監督:カット・コイロ
製作国:アメリカ
at ギンレイホール




ジェニファー・ロペスの歌とダンスと驚異的な若さを堪能する映画かな。
ジェニファー・ロペスってなんか歌手として大成しているのは知っていても全く聞いたことなかった。すげーうまいんだな。
ジェニファー・ロペスの出演作を見ていてあれって思ったのは、『Uターン』しか見ていないっぽい。
昔なんかもっと何本も見たような気がするんだけど。。『Uターン』が強烈だったからかなぁ。

映画の方は、大スターとそんな大スターに興味はありませんっていう地味なシングルファーザー高校数学教師とのラブコメディ。
一般人冴えない高校教師役には名優オーウェン・ウィルソン。
ジェニファー・ロペスとオーウェン・ウィルソンは『アナコンダ』で共演しているみたいね。

映画『君を想い、バスに乗る』

2021年 監督:ギリーズ・マッキノン
製作国:イギリス
at ギンレイホール




最愛の妻(フィリス・ローガン)をなくしたばかりのトム(ティモシー・スポール)は、亡き妻との約束を胸に、バスの高齢者フリーパスを使って目的地のランズエンドへと向かう。
おじいさんのロードムービーであり、なかなかの愛の物語でもある。

歩くのもおぼつかない老人の一人旅。
出会うのは親切な人達だけとは限らないってところが面白い。

最初の故障した車のエピソードはよく意味がわからず、なんだったんだろう。
悪者を痛快にやっつけたみたいな展開で、その後子供とにらめっこしているようなあの表情の意味とかもよくわかっていない。
なんか映像で見せる系の映画だったのかと思って少し身構えたものの、全体としてはちゃんとストーリーを説明しようとしている映画っぽく思えた。
説明しようとしているんだけど、様々な出会いやエピソードが詰め込まれていて「質より量」って感じだから結果説明不足とかそんな感じなのかな。

中身不明の大事な謎のトランクの中身は過去シーン等から中盤以降で予測がつくようになっている。
もうちょっとラストぎりぎりまで引っ張ってもいいんじゃないかとか、予告編にもある待ち伏せギャラリーがなんか胡散臭くて邪魔くさいとか、いろいろ不満点はあってもそれでもラストは結構泣いてしまった。
いい映画だ。

2022年11月12日土曜日

映画『ベイビー・ブローカー』

2022年 監督:是枝裕和
製作国:韓国
at ギンレイホール




クリーニング店を営み借金まみれのサンヒョン(ソン・ガンホ)は、赤ちゃんポストがある施設で働くドンス(カン・ドンウォン)と共謀して預けられた赤ん坊をこっそり転売していた。
そんな二人はすでに警察に目をつけられていて、アン・スジン(ペ・ドゥナ)とイ刑事(イ・ジュヨン)はサンヒョン達を転売の現行犯で逮捕するべくマークしている。
いつものように赤ん坊を連れ出したサンヒョン達だけど、今回はいつもと異なり母親ソヨン(イ・ジウン)が思い直して赤ん坊を連れ戻しに戻ってくるというハプニングがある。
で、なんだかんだでロードムービーの始まり。

旅の過程で、違法なことをしているサンヒョンとドンスの人柄や過去、赤ん坊に見向きもしないソヨン、刑事のスジンの事情等々が次第に明らかになりつつ、旅先で出会う施設で売れ残った少年、赤ん坊を求める客、等々、ザ・ロードムービー。
ロードムービー大好き。
キャストだけでなくスタッフも韓国の1流どころが集まっているらしい。
撮影も韓国の人だけど青みがかったくっきりした映像は是枝監督って感じで落ち着く。
ストーリーはかなり凝っているが少し詰め込みすぎかな。って思うところがあっても映像見ているだけで十二分に満足な映画。

ペ・ドゥナは『空気人形』の人か。

映画『セイント・フランシス』

2019年 監督:アレックス・トンプソン
製作国:アメリカ
at ギンレイホール




壁からひょっこりはんする少女とか「ごめんなさい」とか変顔合戦とか「私は勇気がある!」うぉー、とかさ、この予告編見て1mmも面白そうじゃなかったので見ないでスキップすることも視野に入れてたいんだけど、一応見てきた。
で、意外と面白かった。

34歳独身のブリジット(ケリー・オサリヴァン)は定職にもつかず、今はレストランのウェイトレスをしている。
そんなとき短期だが割のいいナニーの仕事にありつけることになる。ちなみにブリジットは子供が別に好きでもない。
面倒見るのはレズビアンカップルの6歳の娘フランシス(ラモナ・エディス=ウィリアムズ)で、この子がなかなかおませというか賢いというか(悪く言えば脚本的に作りすぎている)、ブリジットはだいぶ扱いに四苦八苦するんだけど、次第に心を通わせていき。。

なんかあらすじ書いてもやっぱつまらなそうって思えてくる。
でもなんか面白かったんだよね。
コメディとドラマのバランスがよくて、なかなか赤裸々でもあったからかな。

脚本は主演のケリー・オサリヴァン。
フランシス役のラモナ・エディス=ウィリアムズはフィギアスケートでオリンピックを目指しているらしい。だからスケートシーンがあったのか。