2022年11月26日土曜日

映画『君を想い、バスに乗る』

2021年 監督:ギリーズ・マッキノン
製作国:イギリス
at ギンレイホール




最愛の妻(フィリス・ローガン)をなくしたばかりのトム(ティモシー・スポール)は、亡き妻との約束を胸に、バスの高齢者フリーパスを使って目的地のランズエンドへと向かう。
おじいさんのロードムービーであり、なかなかの愛の物語でもある。

歩くのもおぼつかない老人の一人旅。
出会うのは親切な人達だけとは限らないってところが面白い。

最初の故障した車のエピソードはよく意味がわからず、なんだったんだろう。
悪者を痛快にやっつけたみたいな展開で、その後子供とにらめっこしているようなあの表情の意味とかもよくわかっていない。
なんか映像で見せる系の映画だったのかと思って少し身構えたものの、全体としてはちゃんとストーリーを説明しようとしている映画っぽく思えた。
説明しようとしているんだけど、様々な出会いやエピソードが詰め込まれていて「質より量」って感じだから結果説明不足とかそんな感じなのかな。

中身不明の大事な謎のトランクの中身は過去シーン等から中盤以降で予測がつくようになっている。
もうちょっとラストぎりぎりまで引っ張ってもいいんじゃないかとか、予告編にもある待ち伏せギャラリーがなんか胡散臭くて邪魔くさいとか、いろいろ不満点はあってもそれでもラストは結構泣いてしまった。
いい映画だ。

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