2005年12月31日土曜日

晦日

昼過ぎに起きて暫くしてからアマゾンで注文したCDが届く。
とりあえず昨日録画した金八先生のスペシャルを見ている途中だったので最後まで見る。
金八シリーズは今まで一つも見たことないんだけど、こないだやっていた再放送で最終回だけ見た。
続きということで録画したスペシャル。
なんで金八かってそれは熊木杏里の「私をたどる物語」が挿入歌になってるからなんだけど、金八自体も結構面白かった。
狩野伸太郎役の濱田岳っていう少年はあの年でこの味ってこりゃあ将来凄い役者になりそう。

熊木杏里の『殺風景』を開封してかける。
少しバンドの演奏がうるさい気もするが。まあこれからじっくり聞き込もう。
続いて長谷川都の『歌種』
この人の高音域の声はきりきりした発声だけどそれが段々くせになってくる。
『シムノペDVD』はとりあえず置いておいて実家へ。

実家で家族と朝まで遊ぶ。

2005年12月30日金曜日

飲み

同じ日に生まれたという考えようによってはなんだか気持ち悪い仲の友人と五反田で焼肉食いながら飲む。
11時も回ったくらいだったと思うけど、高校の時の部活の先輩が一人来る。
プロのトランペット奏者になっているみたいで、明日演奏会らしいけど一緒に飲んでくれる。
この先輩とは7,8年ぶりくらいにあった気がする。全然変わってないな。

先輩と別れ、友人と二人でタクシーで六本木に行く。
最近クラブにはまっているらしい。
名前は忘れたけどなんとかというクラブに入る。
おっそろしいところだ。
入り口で身分証明書出したりして。

タバコ吸いながら、酒飲みながら、トランスに体を上下に揺らして。
朝の閉店までいる。
店を出ると気分が悪くなって吐きそうになる。

大掃除

大掃除をしなくては、ということなのだがやる気が起きず。寒いし。
とりあえず一番面倒な風呂から取り掛かる。
何時間も風呂釜こすってつるっつるにして満足になり、こたつでくつろぐ。
トイレやキッチンも何もやらず。

2005年12月29日木曜日

映画『大いなる休暇』

2003年 監督:ジャン=フランソワ・プリオ
at ギンレイホール


大いなる休暇

うーん。忘れてしまった。

小さな島の漁師の男達は輝いていた。
ギシギシギシ、プカープカープカー。
というのは過去の話で、今は漁で生計を立てることも出来ず島の男達は失業保険でなんとか暮らす。
そんなとき島に工場誘致の話が出てくるが、島に医師がいることが条件となる。
医師なんていない。
ので、町からやってきた医師をあの手この手で島に住みつかそうとする。
あれやこれやでギシギシギシ、プカープカープカーって展開。

映画『皇帝ペンギン』

2005年 監督:リュック・ジャケ
at ギンレイホール


皇帝ペンギン プレミアム・エディション

ナレーションというか台詞。
ペンギン夫婦を擬人化して台詞を付けるなんて!
しかもフランス語でさ。
こちとらペンギン見てんのに、「海の思い出のような泪を流すのだ」みたいな微妙に詩的な台詞が聞こえてくるとしらーっとする。
しかも嫌に情感込もってるし。
しかもフーフー空気が漏れるようなあの仏語の発音で。
子供が生まれたらもう手がつけられない。
フランス人の子供の声が耳につんつんする・・・
音楽もうるさいし。
相当苦労して撮っているはずなんだけど一体どうしちゃったんだろう。

2005年12月28日水曜日

買い物

前から欲しいと思っていたものをネットでまとめて買おうと思う。
で、まず音楽ソフトをアマゾンで。
☆CD『殺風景』 熊木杏里
熊木杏里のデビューアルバム。
☆CD『歌種』 長谷川都
熊木杏里を中毒気味に毎日聞いていると、昔ラジオで聞いていた長谷川都をよく思い出していて、ってわけで購入。
デビューアルバムが出たときに買おうと思いつつ買わないままでいたのだけど気づいたら3枚もアルバム出していた。
どれを買おうかと思ったがとりあえず12/21に出たばっかりの最新アルバムを購入。
最新なら探せばCDショップに置いてそうな気もしたが。
☆DVD『ジムノペ DVD』 ジムノペディ
ビデオクリップとライブ映像が入っているらしい。
ボーカルの人は若いのかが知りたい。

B52'sのライブ映像が入ったDVDかビデオも欲しかったのだけど無かった。

それから電化製品やらパソコン関係を。
☆USBメモリ 512M
☆HDD 120G
HDDがぶっ飛んで放置しっぱなしのデスクトップパソコンを復旧させるべく購入。
☆MDコンポ ONKYO製
今使っているコンポのCDプレイヤーが音飛びがひどいので購入。

仕事納め

掃除してビール飲んで皆が帰ってからちょっと来年に向けて仕事しておいて夜帰る。

2005年12月25日日曜日

年賀状

今まで年賀状は全部手書きで、かつ字だけだったのだけど、ここ3年くらい工夫して手書きの干支を書いている。
だがこれが非常にめんどい。
来年の正月は引っ越した新しい広い部屋でプリンターもしっかり購入して普通の年賀状を作ろう。

映画『タイタンの戦い』

1981年 監督:デズモンド・デイヴィス 特撮:レイ・ハリーハウゼン
BS2 録画


タイタンの戦い 特別版

ギリシャ神話。
合成が少しちゃっちいが、ダイナメーションはやっぱりかっこいい。
でも前半と中盤が恐ろしくつまらない。
子供が見たら間違いなくトラウマになる恐怖のメドゥーサと意外とかわいかったアンドロメダ(ジュディ・バウカー)が見所。

2005年12月23日金曜日

高知→東京3

電車から結構いい雪景色が見れるはずだったのだけど、仕事が長引き高知駅を出たのが17時だったためあっという間に窓の外が見えなくなる。
最終ののぞみで東京へ。

2005年12月18日日曜日

映画『ロボコン』

2003年 監督:古厩智之
BS2 録画


ロボコン

がんばれロボコンじゃないです。ロボットコンテストのロボコンです。
主演長澤まさみ。

落ちこぼれ生徒の里美(長澤まさみ)は担任の図師先生(鈴木一真)から居残り授業を命じられる。
可愛らしく、そして破壊的に拒否した里美に図師先生は代替として「ロボット部に入部してロボコンに出場する」という条件を提示する。
第2ロボット部に行く里美。
作戦と製作を担当する四谷部長(伊藤淳史)は頼りなさげ。
設計を担当する航一(小栗旬)は自他共に認める天才だが他人に興味が全くない。
操縦、製作を担当する天邪鬼竹内和義(塚本高史)はちゃらちゃらした不良でユーレイ部員。
そしてユーレイ部員竹内の代わりに操縦を担当することになった里美。
戸惑いながらもコントローラを手にした里美は次第にロボットを、そして周りの駄目男どもを操縦していく。
ロボコンを通して一人一人成長していく爽やかな青春映画。
・・・ただの青春映画じゃないけどな。

長澤まさみが可愛すぎる。
この可愛い長澤まさみが演じる里美はさぞやもてもてだろうと思いきや、なにこの不思議な世界は。
里美と初対面した部長、そして航一、共に里美を見てもふつーな反応。
男だけの部に女の子(しかも可愛い)が入ることに何の感動もない反応。
愛情の対象はロボットにしか向かず、女の子に興味が無いということだろうか。
しかしやっぱりおかしい。
時折里美にちょっかいを出してきていつのまにか部に復帰しているユーレイ部員竹内にしても、里美が女の子だからちょっかいを出してきたという感じではなくて、ユーレイ部員ながらも部がなんとなく気になってちょっかい出している感じだし。
第1ロボット部の男どもも里美を見ても無反応。
ロボコンの出場選手に女の子は里美だけだったのだが、試合解説者がそのことに一言も触れない。
里美は航一と親密になるが恋愛なのかなんなのか分からない。

この快活な少女は姿かたちもしゃべり方も間違いなく女の子でありながら、周囲からはまるで男子学生の一人かのように接しられている。
この映画の中では女の子であって女の子でない。異性であって異性でない。
魅力的な女の子でありながら周りが彼女を女と認識していない。
しかし里美=長澤まさみの魅力は抑制されるどころか、リミッターを軽々振り切っている。
女の子とはっきり認識されない微妙な立ち位置によるズレが映画の中で常に陥没点となり、細くて長い手足ですらっと佇む長澤まさみが結果的に全ての男を優しく包み込んで導いていくというその姿が神々しくさえある。

里美を女としてほったらかしっぱなしの部員だが、航一君とは何気にいい関係になる。
いい関係といってもまるで男友達かのように親密になっていったと見えなくも無いのだが。
合宿地の浜辺で里美と航一が二人並んで座って悩みを打ち明けあったりするシーンがあるけど、先に宿に戻った里美に竹内が声をかける。
「ああ、またあいつにバシッと言ってくれた?あいつ最近へこんでいるからチャンスだべ」
ひやかしたりおちょくったりが得意の竹内だが、里美と航一が浜辺で二人仲良く座って談笑していたことなどは冷やかしの対象にはならないらしい。
竹内の視点が里美と航一、男と女という関係性を微妙にさせる。
竹内の言葉を聞いた里美は竹内を蹴っ飛ばした後「言いたいことがあるんなら自分で言いなよ!」と怒鳴りつける。
浜辺での青春恋愛っぽいシーンは恋の展開にはつながらず、教祖長澤まさみに導かれた竹内と航一の成長譚につながっていく。
そしてこのエピソード中部長はうつ伏せて死んだように眠ったまんま。
少なくとも竹内と部長は女としての里美に恐ろしいほど無関心なのだ。
この無関心の徹底ぶりはある程度里美と仲良くなっている航一も里美を女の子として見ていないのではないかと思わせるのに十分な説得力を発揮する。
よくわからない航一と里美の関係だが、二人の関係ががっしりかみ合う瞬間が訪れる。
それは物語の山場で勝利を決めた瞬間で、その瞬間航一は操縦者里美に全力で走って駆け寄り、勝利を喜びながらがっしり抱き合う。
おお、観客がたくさんいる中で遂に関係がはっきりしたかと思いきや、部長と竹内もお互い抱き合って喜んでいる。
これってただ勝利の喜びで抱き合っただけ?男友達の感覚で。
そして相変わらず部長と竹内は航一と里美が抱き合っていることに異常なまでに無関心なのであった。

女としての里美に無関心というのはストーリーで言えば合宿→ロボコンとつながる流れの中で着々とチームワークを深めていく展開に特定部員通しの恋愛をからめたりどろどろの三角関係を描いたりしたら確かにテンポが悪くなる。
ただでさえ駄目男どもの成長とチームの結束力が強固になっていく様を短い時間で描かなきゃいけないのだから。
女としての里美が粗末に扱われているとかではなくて、むしろ異性の視線から開放されている里美=長澤まさみは奔放で魅力に溢れていた。
登場人物は里美を女として見ないが、その分反動で観客は里美を女として見る。
撮り方のせいか少女なのに妙にエロティックな長澤まさみを見る。
異常な世界の住人達に紛れ込んだ長澤まさみが世界を切り開いていくその豊かな表情を見る。

ストーリーもよくまとまって面白い。
ポイントポイントで人物の表情をアップで捉えるんだけどその表情が皆雄弁に心情を語っていて上手い。
何かを始めるのが怖くて何もやる気が起きない長澤まさみのアホ面から始まり、強制的に入れられるロボット部。
いきなりリモコンを持たされて戸惑いの表情を浮かべるが初めてロボットを動かした時は嬉しいような自信ないような複雑な苦笑い。
練習試合で負けた悔しさ、そして予選試合を一人楽しく笑いながら観戦して里美のモチベーションは急上昇する。
いきなり入れられたロボット部で一番やる気のなかった里美が今では誰よりも勝ちたいと願う。
里美のやる気が上がった時に露呈する他の部員との急激な温度差。
対戦相手の能力をはっきり認識しながら言わないで黙っているときの部長(伊藤淳史)の表情とか航一君の冷たい無表情とか里美の怒りとか、表情が的確に人物や状況を浮き上がらせていく。

他の部員のやる気のなさに怒った里美はテントの救護所で選手の手当て中だった仲のいい保健の先生(須藤理彩)に不満をぶつける。
先生に「あれぇ~里美はやる気になってたのか~」と見抜かれた里美は黙ってふてくされながらテントの端まで移動して、端でストレッチをしていた参加選手を一瞥してから彼らのそばにしゃがみこむ。
うつむき加減で誰にとも無くつぶやく
「うちの部員達あんなんで楽しいのかな・・・」
独り言のようであり、すぐ傍にいる参加選手に話しかけているようにも取れるつぶやきだが、間髪いれずフレームの外から先生が「ん~?どうだろうね」と答えることで無理やり会話が成立する。
確かにこの場では里美の知り合いは保健の先生しかいないから里美が喋ればそれは先生との会話ということになるのだが、里美と先生との距離が離れていること、先生は里美を背にしていたし里美は先生の方を向いて喋っていなかったこと、そして二人の間にいた4,5人の男の存在が無視されていることに不思議な印象を受ける。
二人の女性の間で存在自体を無視された男達だが、このいささか異常な空間で気づく事実もある。
実はストレッチをしている選手はただの背景ではなく前のシーンでも出てきていた。
この選手達は大会前日に遅くまで作業をしていたチームで、夜食を食べてわいわいやっている姿を見て里美が思わずため息混じりに「いいなぁ」と呟いたチームの選手達。
なんに対してもやる気のなかった里美だが文化祭の前夜のように友達同士で共同作業をしたり一緒に夜食を食べたりといったことが夢だった(後半で里美の口からはっきり語られる)。
この憧れのチーム(自分の夢を体現しているという意味で)の選手の傍で呟くのが「うちの部員達あんなんで楽しいのかな・・・」という台詞。
里美の呟きは憧れのチームに無意識に求めた救いのようにも思える。
しかし言葉は発せられた瞬間に保健の先生の無気力な返答と自チームと憧れのチームとの対比でむなしく虚空に吸い込まれていく。
そして少なくとも里美には存在を認識されていた選手達は、フレーム内に映ってすらいない先生の返答で再び存在が無効化され闇に葬られる。
むなしさの間を置いた後、里美は「負け犬だよ!」と叫んで歩き去るが、この時初めて選手達が里美のほうを見る。まるでそこに誰もいないかのように里美に無関心だった選手達が初めて里美の存在を認識した瞬間。
この映画は「えっ?」と一瞬戸惑うような無視無関心が錯綜するけど、特にこの救護所でのシーンは人物対人物の認識非認識が複雑な入れ子になっていて、崩れ落ちるまでには崩壊していない不安定な揺らぎが感覚を刺激する。

ところで里美と航一以外にもう一組微妙なカップルがいる。
図師先生と保健の先生。鈴木一真と須藤理彩。NHK朝の連続ドラマ「天うらら」のコンビ。
二人の先生は昔から恋人だったのかは知らないが、ラストの方で図師の部屋で朝方二人が下着姿で添い寝しているシーンが登場する。(ロボット型の目覚まし時計は布団から追い出されて)
この映画にしては結構露骨な表現。ラストに近付き何かが変わっている。
この図師の家に里美がやってくる。
玄関に出てきた図師に里美はきらきらと希望に溢れた顔でロボット部への正式入部を申し出る。
図師と里美が会話中、ジャージに着替えた保健の先生が何を思ったか玄関先まで出てきて図師と並ぶ。
うわっ、何考えてんだと思ったけど里美はこの先生同士のスキャンダラスな関係を知っても微塵も動じるどころか満面の笑顔で保健の先生と微笑みあうのであった。
二人の先生の恋仲関係におけるスキャンダルス性は物語の展開上全くどうでもよかった。
それよりも二人が恋仲になっているということがはっきりと示されたことに意味がある。
恋仲が明示されるといった表現の変化の契機はきっと勝利の瞬間の抱擁だろう。里美と航一だけでなく図師と保健の先生も勝利の瞬間抱き合っていた。
図師の家の玄関先で先生二人が並んでいた姿はそのまま里美と航一の二人のその後の関係を暗示する。
駄目男達を導き終えた里美を縛るものはもう何もない。
保健の先生は図師と並んでみせることで里美に優しくエールを送っていたのか・・・

結構面白かったな。

2005年12月17日土曜日

高知→東京2

朝8時には起きてしっかり朝の連ドラを鑑賞。
支度して9時過ぎにホテルを出発。
外に出ると地面が一面濡れている。朝方雨でも降ったのか。とにかく晴れてよかった。
それよりも次の月曜の東京→高知行きのチケットを昨日コンビニで現金支払いしたため、帰りの電車賃にあてる現金が無い。
みどりの窓口でクレジットカードは使えるのだろうか?使えるのだろうが使ったこと無いから心配。
銀行で現金をおろしておこうかと思ったが銀行を見つけられないまま高知駅に到着。
もしカードが使えない場合、銀行探してほっつき歩くことになるから10時発の列車に間に合わなくなる。
10時発を逃すと次は11時発。とっとと帰りたいのでそれは避けたい。(なら飛行機で帰れという話だが)
みどりの窓口でなんの問題もなくカードで乗車券と特急券を購入。

10時発の特急南風10号に乗車。
こないだは進行方向右側に座ったので今日は左側。
おお、左側は結構景色がいい。
ただ、僕の隣の席と通路挟んだ隣の2席に子供連れの夫婦が座ったのだけど、その子供がめちゃくちゃうるさい。
甲高い声が耳の奥でつんつんする。

何度かトンネルを抜けるといきなりまばらに積もった雪が目に飛び込んでくる。
ああ、雪降ったんだ。いい景色。
そして段々山しか見えなくなってくる。
線路のすぐ横には吉野川。
川を挟んですぐ山脈の横っ腹が延々と伸び、ふもとには国道が走る。
この山の斜面にはぽつぽつ民家が建つ。
すごいところ住んでるな。民家に登る道は階段らしきものしか見えないので自家用車も置けなさそうだし。

時々うとうと意識を飛ばしつつ気づいたら列車は大歩危駅で停車している。ここの景色が凄い。
一面に積もるほどには降らなかったらしい雪が、白い斑点のように山の斜面に拡がっている。
なんでこんなにも均整のとれたバランスで綺麗な斑点模様になるかなぁ。
満員の乗客の皆が見とれていて、反対側の席に座っていたおっさんも思わず立ち上がりこっち側の窓まで乗り出して携帯で写真を撮っていた。
僕もかばんの中にデジカメがあったのだけど出すのが億劫で撮らなかった。心に焼きつけようと・・・でも既に少しだけ記憶が薄れてきたので写真撮っておけばよかったと後悔。

大歩危小歩危を過ぎて阿波池田くらいまで来たら後は大して面白くない。
瀬戸大橋もいまいち。

岡山から新幹線で。
混んでいて窓側の席に座れず。
窓側に座れないと恐ろしく電車に乗っている時間がつらい。

2005年12月11日日曜日

映画『ヴェラ・ドレイク』

2004年 監督:マイク・リー
at ギンレイホール


ヴェラ・ドレイク

世話好きで天使のようなと形容されるばあちゃんヴェラ・ドレイク(イメルダ・スタウントン)は貧しいながらも幸せな家庭を築いていた。
しかしヴェラには家族にも言っていないある秘密があって・・・たいほ。

なかなか面白かった。
イメルダ・スタウントンのつぶらな瞳に湛えた優しさ強さが怯えへと変容するとき、震える瞳から発する光が悲しくて直視できない。

あ、ばあちゃんのイメージが残っているけどこの人50にもなってないや。
マイク・リー監督は『人生は、時々晴れ』を撮った人。
他の作品も全部見てみたいな。

映画『ラヴェンダーの咲く庭で』

2004年 監督:チャールズ・ダンス
at ギンレイホール


ラヴェンダーの咲く庭で 特別版 (初回限定生産スペシャルアロマパッケージ)

イギリスの海沿いの田舎町、二人の老姉妹が静かに暮らしていた。
なんだろう。二人とも夫と死に別れたのかねぇ。
嵐が過ぎ去ったあとのある朝、姉妹は海岸に打ち上げられた一人の青年を見つける。
傷だらけで脚も骨折しているが死んではいなかったこの青年を姉妹は自宅で看病する。
と、なんかおかしい。
妹のアーシュラ(ジュディ・デンチ)が青年を見つめる視線が恋の視線にしか見えない。
いやいや、きっと死んだ息子に似ているとか、もしくは自分の息子のように愛しい視線を向けているかなんかだろう。
と、思ったのだけどやっぱり老女アーシュラは青年に恋しているのだと中盤以降ではっきり分かる。
姉の方は昔夫がいたが、アーシュラはずっと未婚だったっぽい。
それにしてもなんだろう、このなんともいえない気恥ずかしさというかうざったさというか・・・
実らないだろう恋をアーシュラ自身もはっきり自覚しているところがまた切ないのだが、それよりもなによりもなんかうざったいというかなんというか。

青年は実はヴァイオリンの名手だったということが街のヴァイオリン弾きをこけにした形で判明する。
なんか有名な奏者だったのか。
いや、無名だったらしい。
町にたまたまいた異邦人に才能を見出された青年はあっというまにヴァイオリン協奏曲のソリストとしてデヴュー。
それほどの才能がなぜ埋もれていたのか。
青年はポーランド人で英語が話せない。
ポーランドか。戦時中の話みたいだからきっと母国では音楽どころの話じゃなかったのかね。

ストーリーはとりあえず一通りの終着を迎えて、後は青年がなぜ漂流していたのかという謎が解明されれば終わりか、と思っていたら解明されないまま終わってしまう。
むむ、青年がアメリカに行きたいともらすシーンがあったが、もしやアメリカに行く途中で船が難破したということ?
どっかうとうとして聞き逃したシーンがあるのかな。

アーシュラ役にジュディ・デンチ。
姉役にマギー・スミス。
青年役に『グッバイ、レーニン!』や『ベルリン、僕らの革命』のダニエル・ブリュール。
ヴァイオリンが似合わないダニエル・ブリュール。
素人目に見てもその絃の動きじゃそんなリズムは出ないと思うシーンが多々あり。

2005年12月4日日曜日

寒い

昨日の夜あまりに寒くてよく眠れなかった。
部屋の空気が冷たくてきりきり痛い。
洗濯してから冬用の掛け布団とこたつを出す。
はぁ~。こたつはぬくいなぁ。
夜はこたつでそのまま就寝。

2005年12月3日土曜日

高知→東京

前日、なんだかんだで深夜3時半まで作業。
ホテル帰ってホテルの温泉でのんびりしてからすぐ寝る。4時半くらいだったか。
9時頃起きる。
チェックアウト時間ぎりぎりの10時前に出る。

高知駅で乗車券と特急券購入。
11時発のため時間がある。
高知駅2階の土産売り場で会社に持っていく土産を買う。
それから朝飯を食ってなかったので駅1階にあったパンやでパンを購入。
店内に席はあったのだがなんとなく持ち帰りにする。
重い荷物を持って歩きながらパンをほおばる。店で食えばよかったとすぐ後悔する。
そしてあんなにおいしそうだと思ったパンがあまりおいしくない。

駅に戻ってここのところ毎日2,3回は聞いている熊木杏里のアルバムをmp3プレイヤーで聞きながら待つ。
特急の南風12号がやってきて喫煙車両に乗り込む。
座ろうとした席がなんか汚い。
高知でおりたおっさん達が残していった缶コーヒーやらのゴミと、席に散っていたタバコの灰が汚らしさを演出。
そんなに混んでいたわけではないのだが、とりあえず席の灰を手で払ってその席に座る。

なんとなく気分的にすぐれないまま、先ほど買ったパンの残りを食う。
砂糖で煮たリンゴをパンケーキとホワイトチョコレートで挟みましたっていうパンで見た目は美味そう。
少しかじって速攻飽きる。
生地が妙に油っこいし、ホワイトチョコの味のなさもまずい。
3分の2食って残す。

景色がたいして面白くない。
土佐山田という駅に着く。
オールバックの女とハンチングをかぶった男のカップルが乗り込んできて僕の前の列の席に座る。
列車はここから阿波池田という駅まで30分近く止まらない。
車掌が切符拝見とやってくる。
前のカップルが出した券を見て車掌が「逆ですよ」と言っている。
「阿波池田で降りてすぐ折り返しの特急に乗ってください。その際特急料金を別に支払う必要があります」と。

土佐山田を過ぎたあたりからやっと景色が面白くなる。
阿波池田でカップルが降りる。
瀬戸大橋を渡って岡山に到着。
そのまま新幹線のホームへ。
キオスクでチップスターを買う。
やってきたのぞみ喫煙車両に乗る。
窓際の席が進行方向の左側にしかなかったためしょうがなくそこに座る。
右側の窓から見える岡山駅近くの廃墟らしいマンションがどうなっているか見たかったのだけど。
遅れて母娘の親子がやってきて、高校生くらいの娘が僕の隣に座り、通路挟んだ席に母が座る。
駅弁を食いだす親子。
なんとなくタバコを吸うのを控える。
通路挟んで会話する親子がばりばりの大阪弁だった。
新大阪で親子が降りた後タバコをゆっくりふかす。
何度も乗ってるから新幹線からの景色も見飽きたな。
寝不足でうとうとしているうちに気付いたら品川に到着。