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![リリィ、はちみつ色の秘密 (特別編) [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51i4Fo0J4bL._SL160_.jpg)
ダコタ・ファニングは子供なのか大人なのかおばさんなのかよく分からない雰囲気で不思議だな。
リリィ(ダコタ・ファニング)は幼少の頃に母と死別してから父親と二人で暮らしていた。
この父がなかなかの暴力野郎で、娘への愛と憎しみが混在している。
憎しみっていうのは妻が死ぬ前に自分を捨てようとしていたので妻を恨んでいるのだけどもういないので娘に矛先が向いてる感じ。
時代は1964年でまだ黒人差別が残っていた頃。
リリィは14歳の誕生日に黒人の使用人ロザリン(ジェニファー・ハドソン)と共に家出する。
で、なんだかんだで黒人3姉妹の養蜂家の家に逃げ込んではちみつをせっせと採取する。
黒人差別が引き起こした事件が連鎖的に最悪の悲劇につながるんだけど、原因の一端でもあるリリィの心境、立ち位置がいまいち分からない。
と思っていると実はちゃんと事態を正確に受け止めていて、泣きながら心情を吐露するシーンはいろんな思いが含まれていてぐっと来る。
耐えられなくて吐いていたのも悲しみと責任をその小さな体に一身に背負っていたから。
幼少の頃に背負った責任だけでもいっぱいいっぱいなのにこれ以上背負いきれるはずがない。
そんな思いを豊かな体と菩薩のように柔和な微笑みで受け止めてくれるオーガスト(クイーン・ラティファ)がまたいいよねぇ。
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