2010年3月28日日曜日

買った川本真琴

2010-02-28
amazonで注文
『音楽の世界へようこそ』川本真琴 feat.TIGER FAKE FUR
お届け予定日: 2010/3/7 - 2010/3/11
初版の部数を見誤ったのか各レコード店で品切れが続いているらしい。
川本真琴のオフィシャルサイトによれば、通常のCDとは違いスリップケース仕様となっており追加プレスに時間がかかっているが3/4以降は注文に追いつける状態になるとのこと。

2010-03-11
amazonから配送予定日の変更メール。
配送予定日: 2010-03-15 - 2010-03-16

2010-03-14
飯田橋のBook Offで売っているのをみかける。
ただ今週には届くからなぁと思って見送る。

2010-03-16
amazonから・・
配送予定日: 2010-03-23 - 2010-03-28
くわっ!

2010-03-22
蒲田のCDショップで買おうとするがそもそもCDショップを1件しか見つけられず。
Virgin Megastoresなくなっちゃったからなぁ。
その頼みの新星堂には置いてなくて、熊木杏里の『風と凪』だけ買って帰る。

2010-03-28
配送予定日: 2010-04-03 - 2010-04-06
・・・
会社の人と話していたら以前輸入CDを注文したら3ヶ月くらいかかったとか言っていたからそんなもんなのかな。
確実に入手できる見込みは全く無いのにとりあえず予定日を1週間後くらいに設定しておくという。

まあ、家出る前に知れてよかった。
ギンレイで映画を見た後にBook Offに寄る。
よかった、まだあった。
が、中古も1点ある。
なかなかの良品だったので迷った末に中古にする。2300円くらいだったか。
500円CDか半額になるセールをやっていたのでついでに2点追加購入。
  • 『音楽の世界へようこそ』川本真琴 feat.TIGER FAKE FUR
  • 『ウェポン・コールド・ザ・ワールド』ザ・レヴェラーズ
  • 『千年伝説』アース・ウインド&ファイアー
千年伝説は昔図書館で借りてMDにダビングしていたのだけど、昔は全曲じゃなくて気に入った数曲しかダビングしないというわけのわからないことをしていたのでこの機会に購入。
500円が半額って暫くしたらどうせ250円に移されるんでしょと思いつつもなんか得した気分。

音楽の世界へようこそ

映画『さまよう刃』

2009年 監督:益子昌一
at ギンレイホール


さまよう刃 [DVD]

日本版グラントリノ、みたいな。
東野圭吾のベストセラーの映画化。
原作は読んでないけど、なんかこじんまりまとめた感じでちょっと印象に残らない。
でも112分もあったのか。

いまいち人物像が分からないのと、あまりに警察と犯人が無能なのがよく分からず。
やじ馬が大量に取り囲む中で発砲しちゃ駄目でしょう。

竹野内豊はイケメンなのに映画の中だと影が薄いなぁ。
伊東四朗は役どころのせいなのか、悟ったようなしたり顔でものを語るのがうざい。

映画『劔岳 点の記』

2008年 監督:木村大作
at ギンレイホール


劔岳 点の記 メモリアル・エディション [DVD]

16時くらいの回から見に行こうと家でのんびりしていたが、正確な時間でもチェックしておくかと調べると15時25分からではないか!
『劔岳 点の記』が2時間超の大作らしく、いつもより時間がずれている。
慌てて仕度して家を出る。
木村大作。昔テレビで椅子にふんぞりかえって偉そうに語っている姿を見て印象はあまり芳しくない。
期待度は低かったのにさらには長いという事実を知って、その上いきなりこんなに慌てさせられてテンションは下がる一方です。

木村大作の初監督作品で撮影も自ら行っている。
出演者が無駄に豪華で有名どころがいっぱい。
まず浅野忠信が主演。
で仲村トオル、國村隼、笹野高史、小澤征悦、田中要次などが出てきた後に宮崎あおいまで!
そして準主役といっていい案内人役で香川照之。
他にも役所広司、井川比佐志、夏八木勲、松田龍平、モロ師岡、鈴木砂羽、石橋蓮司、新井浩文と次から次へとよく集まったもんです。
皆監督を慕って出演したのだろうか。

明治時代後半、国防のために日本地図を完成する必要があったが、最後にして最大の難所として劔岳が残っていた。
陸軍参謀本部陸地測量部の測量手柴崎芳太郎(浅野忠信)は劔岳の初登頂及びその測量を命じられる。

猛吹雪、一歩足を踏み外せば即死のような絶壁、クレバス、雪崩、落石、という過酷な環境での撮影は大変でしたねぇと素直に思う。
紅葉に雪景色、厳しさも穏やかさも様々な劔岳の表情が映し出されていく。
撮影の技術的なことは知らないのだけど、きっと並のカメラマンではできないような技術と経験を駆使してその瞬間に撮れる風景を限りなく最高な形で切り取っているのだろう。
確かに、絵葉書にでもすれば綺麗そうな風景がたまにある。
ただ、写真を見たければ写真集でも買ってくればいいし、劔岳の荘厳な映像を見たければ日本の名山シリーズでも見ればいい。
映画という形態にした以上、映画としてそれなりに楽しませて欲しいところだけど、なんかところどころ微妙で残念。

まず音楽がうっさい。
音楽は池辺晋一郎なんだけど、なんでこんなことになっちゃったのって思っていると、公式ページによればあの数々のクラシック音楽の選曲は木村大作が自ら行ったとのこと。

あと、一番盛り上がって一番感動的になるはずのシーンのあっけなさはかなり拍子抜けする。
順撮りしたと言っているから最後の方はスタッフの疲労が限界だったのかなぁ。
そもそも139分って長い!

映像で印象に残ったシーンを思い出そうとするが特に思い出せない・・
小市慢太郎の不適ないやらしい笑いくらいか。「遊びねぇ・・ふっ」

浅野忠信は人を寄せ付けない大自然の中より街中にいるほうが映えるよなぁ。
存在感と色気のようなものが自然の圧倒的な力の中で埋もれてしまうので。

笹野高史が國村隼より偉い地位ってどうなのよ。

公式ページのメニューが面白い。
普通は「コメント」というメニューが「称賛のコメント」になり、「監督について」などのメニューが「伝説の活動屋木村大作」になっている。
これは木村大作の性格を意図的に反映したギャグか。なかなかやりおる。

2010年3月22日月曜日

熊木杏里ベストアルバム『風と凪』

昨日買ってきた。
熊木杏里『風と凪』。
3/10発売。

アルバム全部持ってるからベストアルバムっていっても全然興味なかったのだけど、未発表音源やらシングルのカップリングなど2,3曲聴いたこと無い曲が入っている。
しかも「一千一秒」は去年の東京国際フォーラムのライブバージョンらしい。
しかも「私をたどる物語」はフルバージョンらしい。

何か非常に豪華な箱に収められて2枚組みで3500円。
得したようなでも8割がた持っている曲だからうーむと思いつつも、聴いてみると8年近い軌跡が順不同にいしょくたになって熊木杏里を形成していて感慨深い。

風と凪

2010年3月21日日曜日

映画『熊座の淡き星影』

1965年 監督:ルキノ・ヴィスコンティ
BS2 録画


熊座の淡き星影 [DVD]

アメリカ人のアンドリュー(マイケル・クレイグ)と結婚したサンドラ(クラウディア・カルディナーレ)はニューヨークでの新生活の前にサンドラの故郷ボルテッラに訪れる。
実家で家政婦から弟ジャンニ(ジャン・ソレル)が度々訪ねてきていることを聞き顔を曇らせるサンドラ。
そして夜の庭でサンドラは弟ジャンニと再会し、二人はただならぬ抱擁を交わす。
次第によみがえってくる過去の記憶。不安を感じ出すアンドリュー。
この姉弟は何か秘密を隠している。
シスコンブラコンにエレクトラコンプレックス。先にエレクトラコンプレックスがあって誰も味方はいないってところでシスコンか。

随分と映像の闇が濃い。
暗いシーンはとことん暗い。
暗い中に浮かび上がる陶器のような白い肌のクラウディア・カルディナーレ、とはいかずにその褐色の肌のせいか、肌がくすんで見える。
クラウディア・カルディナーレはオールバックにして後ろで詰めている姿がほとんどなんだけど、オールバックよりばさっと垂らしているほうが断然色っぽいよな。

2010年3月14日日曜日

映画『レスラー』

2008年 監督:ダーレン・アロノフスキー
at ギンレイホール


レスラー スペシャル・エディション [DVD]

全盛期を過ぎたプロレスラーランディをミッキー・ロークが演じる。
ドキュメンタリータッチに描かれるランディの生活は貧しいものだった。
平日は主にスーパーで働き、週末は各地の小さな会場でのプロレス巡業に出かける。
家族は離散し、孤独な一人暮らし。
家賃すらまともに払えない状態。
それでも過去の栄光とはいえ人気は高いので、プロレス会場では大コールが起きたりする。
華やかな舞台と地味な生活のギャップが生々しい。

落ち目のせいなのかハードコアの試合までこなす。
有刺鉄線は食い込むわホチキスみたいなものを何発も体に埋め込まれるわで大ダメージなんだけど、そんな試合をしなければいけないこと自体はなんとも思っていない。
痛みよりも観客が喜んでくれれば何より嬉しい。

「苦痛なのは外の現実だよ」とわがままな子供のように寂しげに微笑むミッキー・ロークにやられる。
ミッキー・ロークです。
80年代に一躍トップ俳優に躍り出たものの共演者や監督との確執を繰り返し、ギャングとのつながりなど、次第にマスコミのバッシングの対象となり俳優業から遠ざかっていく。
そして元々アマチュアボクサーでもあったロークは90年代にはプロボクサーに転向。
92年に両国で行われた試合では1RKO勝ちするものの、フィニッシュブローは猫パンチと揶揄され、比較的温かい声援を送っていた日本のファンも遠ざかっていく。
とはいえロークはかなりボクシングに打ち込んでいたらしく、鼻や頬の骨折から脳の損傷までかなりのダメージを負う。
約4年間ボクサーをやったあとにカムバックするがボクサー時代の後遺症による整形→顔面崩壊や離婚騒動や暴力事件等々ゴシップニュースでしか話題に上らなくなる。
かなり荒んだ生活をしていたらしい。
「80年代最高、90年代最低」です。
(と、とっくに引退した役者だと思い込んでいたくらいの知識しかなかったので調べてみた。)

この映画はスタジオ側はニコラス・ケイジを主演にと考えていたらしいが、監督のダーレン・アロノフスキーはミッキー・ロークを起用。
集客力のあるケイジを起用しなかったせいで制作費が大幅にカットされたらしい。
そこまで期待されたらその期待に応えなきゃ男じゃありません。ミッキーは全てを賭けてこの映画の撮影に臨む。
主人公ランディとミッキー・ロークという男の人生が重なるところがあるのでなかなか感慨深い。

試合のシーンはあまり多くないけど、なかなか様になっている。相当頑張ったんだろうな。
トップロープからダイブするスローモーションのシーンを予告編で見て楽しみにしていたのだけど、思いのほか感動的で泣きそうになる。
予告編だと思っていたけど公式ページで予告編を見るとそんなシーンないから、シネマ通信で見たのかなぁ。

ランディがギャラを貰ったときにいつも通うショーパブのストリップダンサー役にマリサ・トメイ。
50近いのにあの肉体はびっくり。
ランディの娘ステファニー役にエヴァン・レイチェル・ウッド。
この不細工加減がドキュメンタリーっぽさを出していていいと思っていたけど、エヴァン・レイチェル・ウッドは子役出身で今期待の若手女優らしい。
それにしてもこのステファニーという役は、わがままというか甘えん坊というか、いらっとくる。

映画『グラン・トリノ』

2008年 監督:クリント・イーストウッド
at ギンレイホール


グラン・トリノ [DVD]

クリント・イーストウッドの映画ってあまり見たことないのだけど、なんかこれ見たらアメリカ映画はクリント・イーストウッドだけでなんとか質を保っているんじゃないかと思えてくる。
面白いわ~。
物語への引き込みの妙は初期の黒澤明を超えてるね。

頑固で偏屈で差別主義で息子達にも疎まれている老人ウォルト・コワルスキー(クリント・イーストウッド)は妻に先立たれて本当に孤独な一人暮らしを始める。
彼の家の隣には移民のモン族の家族が住んでいて、まあいろいろあって今まで何の交流もなかったこの家族と付き合いだす。

とだけ書くと何も面白い要素がないように見えるな。
でも面白い。

脚本のニック・シェンクはこれがデビュー作らしい。
公式ページがなんかしょぼくて、なんだろうと思ったら、情報はpdfのプロダクションノートに押しやられていた。
というよりこのプロダクションノートをベースにWEBページを作っていたけど金の都合上か途中放棄された感じ。