at ギンレイホール
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10人の監督がニューヨークを舞台に撮ったオムニバス。
オムニバスならオムニバスで一個一個完全に区切ってくれればいいものを、分割したり中途半端につながりがあって群像劇っぽくなっているから困る。
短編はやっと馴染んできたところで終わってしまうから苦手だし、群像劇は登場人物が多くて苦手だし、ってことでその両方を合わせたような映画が僕にとって苦しくないわけが無い。
たくさん出てくる登場人物を一人一人覚えられないから少しでも似た顔の人が出てくると混乱してわけが分からなくなる。
とはいえ、エピソードの一つ一つはなかなか面白い。
中でも他に比べると少し異色でもあった「シェーカル・カプール監督のアッパー・イースト・サイド」のオペラ歌手とホテルボーイの物語がよかったな。優しさと悲しみに満ちた人生が柔らかい光の中で幻想的に濃縮されていて。
あとは「ファティ・アキン監督のチャイナタウン」。スー・チーは前は可愛くもなんともなかったのにいつの間にか色っぽくなったなぁ。
岩井俊二も監督の一人に名を連ねている。「岩井俊二監督のアッパー・ウェスト・サイド」。
小汚い格好しているけどイケメンすぎるオーランド・ブルームの前に現れた女性がドストエフスキーのぶ厚い本で顔を隠していて顔が見えない。
しかし本をすっとどけるとくりくりお目めででこっぱちの可愛らしい顔が微笑んでいる。
ああ、岩井俊二だねぇ。
そしてこの女性はなんとクリスティナ・リッチ。
痩せていて顔も変わっているから全然気づかなかった。
ナタリー・ポートマンも監督、そして女優として参加している。
スキンヘッドは感動すら覚える美しさ。
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