2010年8月8日日曜日

映画『ウディ・アレンの 夢と犯罪』

2007年 監督:ウディ・アレン
at ギンレイホール


ウディ・アレンの夢と犯罪 [DVD]

軽妙に展開するストーリーに飽きずに、かといって特にのめりこみもせずに最後まで見て1時間も経てば頭からすっかり見た記憶がなくなるという僕がウディ・アレンの映画を見るときのいつものパターン。

ユアン・マクレガーとコリン・ファレルが兄弟役。
下流階級から脱出することを夢見る頭の切れる兄イアン(ユアン・マクレガー)と、運動神経抜群でギャンブル好きの弟テリー(コリン・ファレル)。
二人はなけなしの金を出し合って小型ヨットを購入しようとする。
小型ヨットの所持が上流階級のステータスだから欲しかったのかねぇ。
ちょうど弟テリーがギャンブルで儲けたために無事購入できてラッキーという感じだが、小型ヨットっていうのは映画の中じゃ事件の発生現場でしかない。
『太陽がいっぱい』『水の中のナイフ』等々。
不幸決定。

弟テリーがポーカーで大負けしてヤミ金に多額の借金を負って、兄は兄で超美人の女優の卵アンジェラ(ヘイリー・アトウェル)と結婚するべく金が必要、ってことで最も頼れる大金持ちの叔父(トム・ウィルキンソン)に相談を持ちかける。
叔父は金を出すことを承諾するが、交換条件が出される。
その条件というのが、一族の成功者で英雄のような叔父がいかに悪どく儲けてきたかを示唆する内容で。。
なんか題材的に1960年代くらいの映画を見ているような気分。

雨の中木陰に避難して叔父の依頼内容を聞くシーンはなかなかよかったな。
コリン・ファレルはワイルドな風貌から段々幼く臆病な目に変化していくのが上手い。

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