2012年 監督:セス・マクファーレン
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
笑いがくどくて段々疲れてきた。
テッドがつぶらな瞳でリンスだかなんだかを顔にぴゅっぴゅっとかけているシーンに笑ってしまった事を私は後悔している。
映画とかの小ねたがいっぱい散りばめられていて、監督のセス・マクファーレンって何者なんだろうと調べてみると、
俳優、声優、アニメーター、脚本家、コメディアン、プロデューサー、映画監督、歌手
で2013年のアカデミー賞では司会に抜擢されたけどその下品で差別的なジョークがひどかったと話題になっている模様。
で、結局何者なのかよくわからなかったけどオタクなのは間違いなさそうだ。
後半にノラ・ジョーンズがしれっと出てくる。
普通の会話の中でさらっとテッドとの体の関係を暴露しだすからびっくりして一瞬固まったけど、笑いどころだったのかな。
ノラ・ジョーンズ、ラヴィ・シャンカールの娘。
ずっとノラ・ジョーンズは年上なんだと思っていけど生年月日見たら日本で言うところの同級生だった。
主役のマーク・ウォールバーグは誰も違和感感じないのかな。
サブカルオタクの子供みたいな中年ならもっと童顔の優男風の俳優さんにすればよかったのに。
マーク・ウォールバーグはむきむきマッチョで、言ってみればつまりゴリラじゃん。
ゴリラが。。いやマーク・ウォールバーグの口からオタクジョークが飛び出してもなぁ。
はっ!まさかそれも全体で小ネタの一つなのか!!
日本語字幕でクマもんとかガチャピンとか出てくるから原文はどうなっているんだろうと思って「小ネタ」で調べてみたらいろいろ解説してくれているページがあった。
http://patrikeiji.blog37.fc2.com/blog-entry-450.html
ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記
2013年8月25日日曜日
映画『シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』
2012年 監督:ダニエル・コーエン
製作国:フランス
at ギンレイホール
脳みそ使わず気楽に楽しみたいときにはうってつけのサクセスコメディ映画。
三ツ星レストランのシェフアレクサンドル・ラガルド(ジャン・レノ)はテレビで料理番組も担当する人気のシェフ。
しかし近頃ではスランプに陥り、オーナーからは古臭いとも言われ、新メニューのアイデアも開かず、有能な助手達もやめていき、近日やってくるだろう審査会では星を落とす可能性が高くなっていた。
一方若いシェフジャッキー・ボノ(ミカエル・ユーン)は数々の有名料理人のレシピを記憶し再現できる上に一流の舌も持つというすばらしい能力の持ち主だが、その料理に対するこだわりと情熱から客にまで文句を言ったりして勤めるレストランを次々に首になっていた。
ボノは婚約者の妊娠をきっかけにペンキ塗りの仕事を始めるが、料理への情熱は冷めることなく、あるきっかけでラガルドと出会うことになる。
ストーリーの展開上はサクセスストーリーだけど、ジャンルとしてはコメディなので笑いもちりばめられる。
サクセスストーリーだけだと説得力にかけるけど、程よいコメディとのバランスが丁度いいので最後まで楽しく見ることができる。
「分子料理」の偵察箇所はちょっとくどかったけど。
ミカエル・ユーンのフィルモグラフィにある『変態ピエロ』という映画が非常に気になる。。
製作国:フランス
at ギンレイホール
脳みそ使わず気楽に楽しみたいときにはうってつけのサクセスコメディ映画。
三ツ星レストランのシェフアレクサンドル・ラガルド(ジャン・レノ)はテレビで料理番組も担当する人気のシェフ。
しかし近頃ではスランプに陥り、オーナーからは古臭いとも言われ、新メニューのアイデアも開かず、有能な助手達もやめていき、近日やってくるだろう審査会では星を落とす可能性が高くなっていた。
一方若いシェフジャッキー・ボノ(ミカエル・ユーン)は数々の有名料理人のレシピを記憶し再現できる上に一流の舌も持つというすばらしい能力の持ち主だが、その料理に対するこだわりと情熱から客にまで文句を言ったりして勤めるレストランを次々に首になっていた。
ボノは婚約者の妊娠をきっかけにペンキ塗りの仕事を始めるが、料理への情熱は冷めることなく、あるきっかけでラガルドと出会うことになる。
ストーリーの展開上はサクセスストーリーだけど、ジャンルとしてはコメディなので笑いもちりばめられる。
サクセスストーリーだけだと説得力にかけるけど、程よいコメディとのバランスが丁度いいので最後まで楽しく見ることができる。
「分子料理」の偵察箇所はちょっとくどかったけど。
ミカエル・ユーンのフィルモグラフィにある『変態ピエロ』という映画が非常に気になる。。
2013年8月11日日曜日
映画『愛、アムール』
2012年 監督:ミヒャエル・ハネケ
製作国:フランス/ドイツ/オーストリア
at ギンレイホール
何度目かの長回しのセリフが始まったとき、127分って情報が頭をよぎって一旦寝る。
その後も結構うとうとしてしまったけど、中盤にあるホラー映画のように恐ろしいシーン以降は目が覚めた。
室内劇で登場人物は基本的にジョルジュ(ジャン=ルイ・トランティニャン)とアンヌ(エマニュエル・リヴァ)の二人のみ。
たまにやってくる娘エヴァ(イザベル・ユペール)や、かつての弟子とか看護士とか鳩が訪れてアクセントを加えるけど、基本は二人の室内劇。
室内といっても、シーンによって室内は様々な表情を見せるし、妻が壊れていく過程もゆっくりであるがために痛々しく突き刺さり、決して単調なわけではない。
単調じゃないけど、長いセリフは人の話を聞くのが苦手な僕にはちょっと。。
オープニングのコンサートシーンではずっと観客席のみで演奏者を一切映さないということをやってのけ、発病シーンでは流しっぱなしの水道をずっと意識させつつ、それが突然止まることで緊迫感はそのままに期待と不安を上乗せさせたり、っていう細かい仕掛けが最初の十数分以外にもいっぱいあったんだろうな。たぶん。うとうとしていたら思い出せないが。
自分の両親もいつのまにか高齢になってきたので親孝行しようかな、と思った。
製作国:フランス/ドイツ/オーストリア
at ギンレイホール
何度目かの長回しのセリフが始まったとき、127分って情報が頭をよぎって一旦寝る。
その後も結構うとうとしてしまったけど、中盤にあるホラー映画のように恐ろしいシーン以降は目が覚めた。
室内劇で登場人物は基本的にジョルジュ(ジャン=ルイ・トランティニャン)とアンヌ(エマニュエル・リヴァ)の二人のみ。
たまにやってくる娘エヴァ(イザベル・ユペール)や、かつての弟子とか看護士とか鳩が訪れてアクセントを加えるけど、基本は二人の室内劇。
室内といっても、シーンによって室内は様々な表情を見せるし、妻が壊れていく過程もゆっくりであるがために痛々しく突き刺さり、決して単調なわけではない。
単調じゃないけど、長いセリフは人の話を聞くのが苦手な僕にはちょっと。。
オープニングのコンサートシーンではずっと観客席のみで演奏者を一切映さないということをやってのけ、発病シーンでは流しっぱなしの水道をずっと意識させつつ、それが突然止まることで緊迫感はそのままに期待と不安を上乗せさせたり、っていう細かい仕掛けが最初の十数分以外にもいっぱいあったんだろうな。たぶん。うとうとしていたら思い出せないが。
自分の両親もいつのまにか高齢になってきたので親孝行しようかな、と思った。
映画『ある海辺の詩人 -小さなヴェニスで-』
2011年 監督:アンドレア・セグレ
製作国:イタリア/フランス
at ギンレイホール
労働者斡旋組織を通してイタリアにやってきている中国人のシュン・リー(チャオ・タオ)は、組織に多額の借金を抱え、いつか故国に残してきた息子を呼び寄せることを夢見ている。
一方静かな漁師町キオッジャで漁師を営むベーピ(ラデ・シェルベッジア)は30年前にユーゴスラビアからやってきた移民で、今では地元に溶け込んでいるが、どこか孤独を抱えていた。
このキオッジャの海辺の酒場オステリアにシュン・リーがやってくる。職場として。
同じ故国を離れた者同士、シュン・リーとベーピの間に次第に絆が芽生えてくる。
ストーリー上はそんなに面白い展開をするわけでもない。
ただ、1シーン1シーンがすごくいい。
静かなのに感情が溢れていて。
製作国:イタリア/フランス
at ギンレイホール
労働者斡旋組織を通してイタリアにやってきている中国人のシュン・リー(チャオ・タオ)は、組織に多額の借金を抱え、いつか故国に残してきた息子を呼び寄せることを夢見ている。
一方静かな漁師町キオッジャで漁師を営むベーピ(ラデ・シェルベッジア)は30年前にユーゴスラビアからやってきた移民で、今では地元に溶け込んでいるが、どこか孤独を抱えていた。
このキオッジャの海辺の酒場オステリアにシュン・リーがやってくる。職場として。
同じ故国を離れた者同士、シュン・リーとベーピの間に次第に絆が芽生えてくる。
ストーリー上はそんなに面白い展開をするわけでもない。
ただ、1シーン1シーンがすごくいい。
静かなのに感情が溢れていて。
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