2012年 監督:ミヒャエル・ハネケ
製作国:フランス/ドイツ/オーストリア
at ギンレイホール
何度目かの長回しのセリフが始まったとき、127分って情報が頭をよぎって一旦寝る。
その後も結構うとうとしてしまったけど、中盤にあるホラー映画のように恐ろしいシーン以降は目が覚めた。
室内劇で登場人物は基本的にジョルジュ(ジャン=ルイ・トランティニャン)とアンヌ(エマニュエル・リヴァ)の二人のみ。
たまにやってくる娘エヴァ(イザベル・ユペール)や、かつての弟子とか看護士とか鳩が訪れてアクセントを加えるけど、基本は二人の室内劇。
室内といっても、シーンによって室内は様々な表情を見せるし、妻が壊れていく過程もゆっくりであるがために痛々しく突き刺さり、決して単調なわけではない。
単調じゃないけど、長いセリフは人の話を聞くのが苦手な僕にはちょっと。。
オープニングのコンサートシーンではずっと観客席のみで演奏者を一切映さないということをやってのけ、発病シーンでは流しっぱなしの水道をずっと意識させつつ、それが突然止まることで緊迫感はそのままに期待と不安を上乗せさせたり、っていう細かい仕掛けが最初の十数分以外にもいっぱいあったんだろうな。たぶん。うとうとしていたら思い出せないが。
自分の両親もいつのまにか高齢になってきたので親孝行しようかな、と思った。
2013年8月11日日曜日
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