2012年 監督:フランソワ・オゾン
製作国:フランス
at ギンレイホール
オゾンのあの神経をさらっと一撫でされるような色彩の中、サスペンスっぽい話が展開される。
どこから見つけてきたのか不健康そうだけど運動はできそうな美少年エルンスト・ウンハウアー演じるクロード、という学生の文学的資質にほれ込んだ高校教師ジェルマン、が緩やかに深入りしていく物語。
「緩やか」でかつあっと驚く展開になるわけでもないけど、程よい緊張感と皮肉が利きまくった脱力が絶妙でなかなか面白かった。
クラスメイトのラファに初めて声かけるシーンには悪意すら感じるし。
この子もよく見つけてきたよな。
両親の愛情をたくさん受けてぬくぬく育ち、そこそこ裕福でそこそこ馬鹿っぽくて幼稚、という役柄そのままの顔しているから。
彼の振り返った表情の馬鹿っぽさが演出とあいまって今思い出しても笑える。
メガネかけているからか中盤まで気づかなかったけど、ジェルマン役にファブリス・ルキーニ。
他にジェルマンの妻役にクリスティン・スコット・トーマス。
2014年3月23日日曜日
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