2015年4月5日日曜日

映画『フランシス・ハ』

2012年 監督:ノア・バームバック
製作国:アメリカ
at ギンレイホール




最近の作品なのにモノクロ使う人ってあまり好きじゃないから警戒していたけど、いやあ、面白かった。
この監督はヌーヴェルヴァーグが大好きなんだろうな。
冒頭のけんかごっこやら踊りながら疾走するシーンとか部屋の調度品とか、雰囲気は1960年代のフランス映画を見ているよう。
なのに舞台はアメリカだしパソコンやら携帯は出てくる紛れもない現代、っていうその違和感も面白い。
主題歌に古すぎず新しすぎないデヴィッド・ボウイの『モダン・ラブ』を持ってくるのも絶妙。
舞台も音楽もすべて1960年代にしたらただの懐古趣味でしかないけど、ヌーヴェルヴァーグの雰囲気の中で現代との対比の他にいろんな要素をちょっとづつずらしていくから刺激がある。
ソフィーのあの変なメガネって今の人かけるの?とか。

そういえば日本も少し出てきて、近年世界中の人が馬鹿みたいに日本大好きと言っている中、東京なんて大嫌いと言ってしまうのも面白い。

主演はグレタ・ガーウィグ。
ソフィー役のミッキー・サムナーはスティングの娘っぽいな。

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