2010年 監督:ピーター・チャン
製作国:中国/香港
at ギンレイホール
冒頭のごちゃごちゃした電線を無造作に引っこ抜いたりつなげたりしているシーンがこりゃ絶対感電死するパターンじゃんと思って怖くて目を細めていたけど全然そんな話じゃなかった。
3歳の子供が誘拐されて両親は必死に探し続けるのだが時は過ぎ行く。
3年後、ついに息子の居場所を突き止めるがやっと見つけた息子は自分たちのことを忘れていた。
生みの親そして育ての親の子供に対する想い。
こりゃ絶対泣けるわと思ったけど泣くまではいかなかったな。
でも面白かった。
消える前のポンポンが誰かに似ているなと思っていて今気づいた。千鳥のノブに似ているんだ。
子供を誘拐された親が集う会がいやに怖かった。
頑張れ頑張れコールは宗教に近い。
でもリーダー格のハン(チャン・イー)がいいやつだった。この人も誰かに似ているんだよな。
実話が元になっているらしく、ラストで実際の関係者達と俳優たちが会うシーンが挿入されている。
ティエンを演じたホアン・ボーなんて田舎の冴えない親父みたいだったのにおしゃれな帽子かぶったりしちゃっていかにも芸能人的なオーラをかもし出していた。
育ての母親リー・ホンチンを演じたヴィッキー・チャオなんか本当に田舎の農家の娘みたいに野暮ったかったのにばっちり化粧してドレス着たりしてめちゃくちゃ綺麗な芸能人だった。
ホアン・ボーは2013年には「最も集客力のある俳優」に選ばれるほどの有名人らしい。
ヴィッキー・チャオって名前だけはなんか聞いたことあると思ったらチャン・ツィイーらと並ぶ「中国四大女優」の一人らしい。
ここのところアジア映画を全然見なくなったのでついていけていない、っていうのはどうでもよくて、なによりラストでそんな俳優達の素の姿なんて見たく無かったよということ。
少ししらけてしまった。
監督のピーター・チャンはなんか聞いたことあると思って調べてみたら『君さえいれば/金枝玉葉』の監督だ。
アニタ・ユンは元気かな。
2016年6月26日日曜日
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