2016年11月20日日曜日

映画『これが私の人生設計』

2014年 監督:リッカルド・ミラーニ
製作国:イタリア
at ギンレイホール




世界で活躍する女性建築家のセレーナ(パオラ・コルテッレージ)は人生を見つめなおして故郷のローマに戻ってくる。
ただしローマの建築業界は超男性社会で入り込む隙間もなく、ウェイトレスをしたりしてなんとか過ごしていく。
で、バイク盗まれたり男と出会ったり建築会社に潜り込んだりするっていうアラフォー女性応援コメディ。

最初の方は全然面白くなかった。
コメディ要素がなんかしっくりこず、公営団地でいきなりでかい音させてびっくりさせるのも嫌いだし、恋愛相手になるっぽい魅力的な男性(ラウル・ボヴァ)の登場シーンはこれでもかとちゃかしまくっているし。
アラフォー独身女性が主人公ってことで恋愛要素も当然のごとく入るはずで、その相手となりうる男性の重要な登場シーンなのに、こんなにコメディになっちゃったらもうこの先にどんなドラマが待ち受けていようが二人の展開を常にしらけて見てしまうだろう。
と、思っていたのだけど、この男、実はゲイだった!
っていう事実が判ってから登場シーンのちゃかしぶりも納得し、違和感を感じていたコメディ要素もなんか慣れてきてだんだんと面白くなってきた。

女性秘書(ルネッタ・サヴィーノ)が会社の玄関で社長の家族を見つめているときの悲しげな表情には泣きそうになった。
それにしてもなにがきっかけでこの秘書は反旗を翻したんだろう。

主演のパオラ・コルテッレージは国民的歌手としても人気らしい。

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