2017年2月12日日曜日

映画『アスファルト』

2015年 監督:サミュエル・ベンシェトリ
製作国:フランス
at ギンレイホール




アスファルトっていう日本語題字のデザインを見るとくそつまらなさそうなんだけど、見るとそこそこ面白かった。
団地を舞台にした3組の男女の群像劇。

一組目
自治会の会合で新しいエレベーターの購入に唯一人、自分は金を出さん、2階だから使わんし、と拒否した男スタンコヴィッチ(ギュスタヴ・ケルヴェ)と、憂いを帯びた表情でタバコをふかすのが決まっている看護師(ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ)。

二組目
鍵っ子でブリーフ派の高校生(ジュール・ベンシェトリ)と、代表作『腕のない女』(82)などを持つ今は人気のなくなった女優ジャンヌ(イザベル・ユペール)。

三組目
息子が獄中でフランス語がわからないアルジェリア系移民のマダム・ハミダ(タサディット・マンディ)と、NASAの宇宙飛行士ジョン・マッケンジー(マイケル・ピット)。

男女の群像劇というとなんだか恋愛物な気がするけど、この組み合わせを見ての通りコメディ要素の強い人間ドラマになっている。
アキ・カウリスマキ風って言ったほうがわかりやすいかも。
そういうと二番煎じじゃん、と思われそうだが、、、うん、そうかも。
ほとんど固定カメラだったかな、映像は落ち着いていてなかなか見やすい。
イザベル・ユペールの相手役の高校生ジュール・ベンシェトはジャン=ルイ・トランティニャンの孫らしい。

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