2016年 監督:フランソワ・オゾン
製作国:フランス/ドイツ
at ギンレイホール
これは面白いね。
モノクロとカラーのしっとりとした映像の美しさ。
モノクロとカラーを使い分ける映画って、回想や過去シーンをモノクロとか、主人公が壁を乗り越えたらカラーになるとか、なんらかのストーリーに連動してこれみよがしに切り替わる映画が多いと思うけど、これはそういうのが無い。
いや、あったのかもしれないけど気づかないくらい違和感なくモノクロとカラーが使いこなされている。
ストーリーも面白く、ミステリーと恋愛、戦争、贖罪、家族ドラマ等々、常に惹きつけてくる。
舞台は第一次大戦後のドイツで、婚約者フランツを戦争で失くしたアンナ(パウラ・ベーア)が、失意の毎日を送っている時、フランスからフランツの友人を名乗るアドリアン(ピエール・ニネ)が訪ねてくる。
アドリアンからフランツの事を聞くうちに元気を取り戻していくアンナ。
しかしアドリアンはある秘密を抱えていた。
っていうのが前半。
アドリアンの秘密って絶対フランツの恋人だったとかそういうオチでしょ、オゾンだし、と思っていたら全然違かった。
そもそもこれってエルンスト・ルビッチの『私の殺した男』(1932) の脚本がベースになっているらしい。
2018年4月15日日曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)

0 件のコメント:
コメントを投稿