2018年 監督:マリア・ペーテルス
製作国:オランダ
at ギンレイホール
女性指揮者のパイオニア、アントニア・ブリコの伝記。
ニューヨークに住むオランダ移民のウィリー(クリスタン・デ・ブラーン)は指揮者になる夢を持っている。
しかし音楽学校に通っているわけでもないしなんの伝手もない。
それに女性が指揮者になるなんてありえないし笑えるぜ、という時代。
そんな彼女の苦闘の日々と幸運と成り上がり?が描かれる。
139分あるのに飽きなかったものの、そんなには面白くなかったかな。
コンサートホールのスタッフであるのに、会場通路の先頭に椅子をおいて堂々とコンサートを聞こうとするその厚かましさで何こいつって思う。
主人公なのに印象最悪な出だし。
(ちなみにこの行為は最後の方でつながるっていうどうでもいい仕掛けもある)
一番の謎はいかにも裕福なぼんぼん顔したフランク(ベンジャミン・ウェインライト)の一体どこに惚れたのか。
フランクという男自体の魅力が薄いしウィリーとそんなに近しくもなかったのにいつの間にか恋仲になっている。
恋は突然に
ってやつか。
ロビン(スコット・ターナー・スコフィールド)の方が圧倒的にいい奴なのに、って観客は皆憤慨するでしょ。
以下ネタバレ
フランクの結婚話を聞いたときのウィリーの慌てぶりも謎。
音楽を取ったんじゃないのか?
なんでそこで錯乱する?
未練たらたらになるほどの男でもないし。
あと、エンドロールあたりで、世界の偉大な指揮者20人に女性指揮者はいないとか、なんとかかんとかに女性の指揮者はいないとか、つらつら挙げられていたけど、どういう意味?
今でも指揮者は男性が優遇されているってこと?それとも今の時代でも女性指揮者が少ないことから女性は指揮者に向いていないってこと??
2020年6月13日土曜日
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