2020年9月14日月曜日

映画『娘は戦場で生まれた』

2018年 監督:ワアド・アル=カティーブ、エドワード・ワッツ
製作国:イギリス / シリア
at ギンレイホール


 

2011年のアラブの春から続くシリアの内戦をアレッポに住むワアドが収めた記録。
一体何体の死体が映し出されたんだろうというくらい人がたくさん死んでいる。
そんな中で生まれる生命もある。
なかなか見応えがあった。

で、些細な話だけど、疑問点等をメモっておくと

時系列があっちこっちに飛びすぎて混乱する。なぜ時系列どおりに映さないのか。

映画で泣き叫ぶ母親を見ると条件反射で泣いてしまうから、これも何度も泣いたのだけど、それにしても息子を自ら運ぶ母親とか、全部撮ってよ!と叫ぶ母親とか、どことなくB級監督が演出したドラマのような雰囲気がするのは何だろう。実際に亡くされているのに申し訳ない。

住処を離れるのはつらい、政権に屈するのはつらい、ってのは分かるけど、家族の命のほうが何より大事じゃないかと思う。なぜアレッポを脱出しない。

ドローン使ったりとか、映像にこだわる必要は全くないのになぁ。胡散臭く見えてしまう。

あんなに若いのに主要な医師の座に収まるのは、救急病棟の比じゃないほどの経験を積むからだろうか。

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