2020年9月14日月曜日

映画『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』

2018年 監督: ジョン・チェスター
製作国:アメリカ
at ギンレイホール


 

野生動物のカメラマンをしていたジョンとその妻で料理研究家のモリーは、東京ドーム17個分もの広さを持つ荒れ地を購入して農場を始める。
伝統農法を活用した事前と共生する農場を目指して、二人の苦労と喜びが綴られる。

桃が虫に食われまくる。だから農薬ばらまく。
コヨーテが家畜を襲う。だから射殺する。
ではなくて、何にどんな不利益を被ろうが人工的な力は一切使わない。
増えすぎた生物には天敵がいるし、コヨーテだって数が減れば弊害も出る。
(弊害っていい方が人間視点だけど)
そうやって自然のサイクルができあがれば多種多様な生物に溢れた豊かな農場ができあがる。
ってことなんだけど、果実は鳥や虫に食われるために甘く実っているのに食われない果実がたくさん残ったらそれはもう自然のサイクルから逸脱しているような気もしないではない。
育った農作物を人間様が摂取するっていう目的がある時点で完全に自然と同一にはならないものの、こういう生命のバランスを見ていると、増えすぎてバランスを崩しまくっている人間は誰が減らすのだろうか。人間?

動物カメラマンだけあって、生物達をきれいに撮る。
虫嫌いだけど昆虫って綺麗だよね、と思えてしまう。

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