2021年5月8日土曜日

映画『37セカンズ』

2019年 監督:HIKARI
製作国:日本 / アメリカ
at ギンレイホール




この予告編見て泣いて、本編見たときは泣かなくて、今再度予告編見たらまた泣いた。
本編がつまらなかったとかではなくて、むしろ予想以上に面白かった。

身体に障害をかかえる23歳の貴田ユマ(佳山明)は車いす生活をしている。
家には流れるように世話してくれる母親が一人いる。
ユマ自身は世話されるだけではなくて、友達の漫画家のアシスタントとして働いている。
アシスタントというか実は、、
過保護すぎる気もする母親と、自分の現状に抗いたくなったユマは一歩先へと踏み出していく。

予告編にもあるけど「そんなことあるわけないじゃん」っていうセリフ回しは映画史上に残るよなぁ。

演じた佳山明は実際に障害をかかえる子でオーディションで選ばれたらしい。
最初の方にある二人のフルヌードの必要性が初めいまいち分からなかったけど、これはありのままをすべて出す本気度の現れであったのかもしれない。
それに風呂に入るまでの流れるような二人の作業が非常に美しくもあった。

最後の方すごいよな。
母の愛には弱いので泣きそうだったけど、女優さんが人ってそんなに涙出るのってくらい涙ぼろぼろ流しているのが圧巻すぎて、こちらが泣いている場合じゃなかった。感心してしまって。

無名俳優で構成されているかと思ったら結構いろんな人が出ている。
大東駿介とか渡辺真起子とか板谷由夏とか。
尾美としのりは最初誰だかわからなかった。
母親役の神野三鈴も出演作見ると結構あるから有名なのかな。『このマンガがすごい!』の10話で見たことがあるっぽい。

あと小麦色の肌で現地に嫌に馴染んでいた子は無名の子かと思ったら結構活躍していそうな感じだった。芋生悠って子。

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