製作国:フランス
at ギンレイホール
舞台は18世紀フランスのブルターニュの孤島。
伯爵夫人は娘エロイーズ(アデル・エネル)の縁談用の肖像画を画家に描かせたかったが、結婚を望まぬエロイーズは拒み続けていた。
そこにやってきた画家のマリアンヌ(ノエミ・メルラン)。
画家であることを隠し、散歩仲間としてエロイーズに近づき、密かに肖像画を仕上げていく。
なんかびっくりするくらい面白かった。
恋愛映画の最高傑作で映画としても名作。
我が強そうだけど凛とした美しさのマリアンヌと、美しく気高く聡明だけど幼い可愛らしさも垣間見えるエロイーズ。
この二人のショットだけで4時間はいけるよな。
暖炉の前で三角座りしているマリアンヌの体のラインなんか芸術的すぎる。
祭りのシーンが一番不思議で面白かった。
燃えているのに全く動じないエロイーズの異様な美しさとその後のコメディのような倒れ込みまでが、一種の洗練された様式美のようだった。
伯爵夫人を演じたヴァレリア・ゴリノがなんか貧相な感じだったけど、それも二人を際立たせる要素になっている。
別れのシーンのなぜ私にハグするの?と戸惑う感じがうまい。
というかもう存在自体がただのだしだよな。
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