製作国:フランス
at ギンレイホール
夏休み中に家族で新しい街に引っ越してきた10歳のロール(ゾエ・エラン)。
新しい街の子どもたちの輪の中にも次第に溶け込んでいく。
ただし女の子ロールでなくミカエルという名の男の子として。。
繊細な作品だなぁ。
しかもそれを出演者がほぼ子どもたちだけやっているってところが凄い。
特にロールを演じたゾエ・エランがいい。どちらかというと表情豊かな方ではないけど、無邪気さと葛藤不安の行き来はなかなか引き込まれる。
ゾエ・エランは本物の女の子なのね。
体つきは男の子で違和感ないからどっちだろうと思っていた。
撮影がもう数ヶ月遅かったら体つきも変わっていたんだろうな。そういう意味では奇跡。
子役嫌いだけど、こういう子どもたちに演技させるというか無邪気に遊ばせているっていう感じの映画なら好き。
妹ジャンヌ(マロン・レヴァナ)なんか特に無邪気で可愛らしい。
製作年2011年は表記ミスじゃなくて10年前の作品がやっと日本で公開されたっていうこと。
監督は『燃ゆる女の肖像』のセリーヌ・シアマで、セリーヌ・シアマの長編2作目にあたる。
『燃ゆる女の肖像』のヒットによって発掘されたとかじゃなくて、この映画は本国フランスで劇場公開時に大ヒットしていたらしい。
以下ネタバレ
途中で中だるみはしていたけど、ラストがすべてもっていったな。
ラストが笑顔で終わる映画って『雨上がりの駅で』以来大好きなんだよね。
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