2022年3月26日土曜日

映画『モーリタニアン 黒塗りの記録』

2021年 監督:ケヴィン・マクドナルド
製作国:イギリス / アメリカ
at ギンレイホール




9.11米国同時多発テロの首謀者の一人として拘束されていたモーリタニア人、モハメドゥ・ウルド・スラヒ(タハール・ラヒム)。
彼は正当な司法手続きもないまま数年にわたって不当に拘禁され続けていた。
そんなスラヒを人権派弁護士ナンシー・ホランダー(ジョディ・フォスター)が弁護することになる。
一方、なんとしてもスラヒを死刑にしたい政府の命を受け、米軍のスチュアート中佐(ベネディクト・カンバーバッチ)が準備を始める。
彼は無実なのかそうでないのか。
米軍は拘禁した彼らに対して何をしてきたのか。
スラヒ自身の手記をもとにした映画。

ジョディ・フォスターの貫禄がすごいな。
白髪で一瞬誰か分からなかった。

21世紀でもこんな前近代的なことが起こっているとか、テロへの怒りが狂わせているのか、もともとおかしいのか。
そして宗教の力もまた恐ろしいな。普通許せないよ。。

映画『クーリエ:最高機密の運び屋』

2020年 監督:ドミニク・クック
製作国:イギリス / アメリカ
at ギンレイホール




この予告編、説明とシーンの切り貼りがうまいな。

キューバ危機の最中の米ソ間の情報戦で重要な役割を果たした男がいた。
その名はグレヴィル・ウィン(ベネディクト・カンバーバッチ)。
平凡な英国人サラリーマン。

実話に基づくらしい。
アレックス(メラーブ・ニニッゼ)との友情や、妻シーラ(ジェシー・バックリー)との誤解からの関係悪化、使命、スリル、絶望。。
実話に基づきながらしっかりエンターテイメントしていて面白かった。

KGBの人なんか見覚えあるんだけど誰だろう。公式ページのキャスト欄に出ていない。
調べてみたらキリル・ピロゴフというロシアの映画と演劇の俳優兼作曲家らしい。

2022年3月12日土曜日

映画『最後の決闘裁判』

2021年 監督:リドリー・スコット
製作国:アメリカ
at ギンレイホール




14世紀のフランスが舞台。
始まって速攻寝てしまった。
起きたあとはがっつり見たけど、153分は長いなぁ。
ジャン・ド・カルージュ(マット・デイモン)、ジャック・ル・グリ(アダム・ドライヴァー)、マルグリット(ジョディ・カマー)の3者の視点の3章仕立てになっているけど、マルグリット編とか削られても大して違いがない気もする。
というかそもそもこの3者の視点の違いって微妙な差異だから同じシーンを何度も見せられているような。。。同じシーンについては微妙な差異を楽しむものなのかもしれないけど。

決闘シーンはかなりの迫力。つまりグロい。でも手に汗握るわ。
それまでの話はこの決闘シーンのための長い長い前フリだったのかと思った。


中世とかどの国でも生まれたくないよな。いろいろ理不尽すぎる。
少し怒られただけでハラスメントとヒステリックに叫ぶ人は昔にタイムスリップしたら様々な理不尽に憤死するか捕まって拷問受けて即人生終わりそう。

映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』

2020年 監督:エメラルド・フェネル
製作国:イギリス / アメリカ
at ギンレイホール




予告編にもある「hey! I said what are you doing」ってやつは冒頭のプロローグなんだけど、これ見ただけでなんか満足してしまった。
まだ2時間近くも残っているのかと少し憂鬱になったものの、いやいや、それも一瞬のことで最後までなかなかおもしろかった。

医大生だったキャシー(キャリー・マリガン)は中退後、街のカフェで無気力に働いている。
無気力なのは人生に挫折したとかそんなんじゃなくて、彼女はある怒りの衝動と復讐にのみ生きていて、その他の事はどうでもよかったから。
彼女の医大時代の事件とは?彼女のこれからの幸せは?という2つの軸で話が展開する。

どこの発展途上国の話だよって感じだがアメリカ!
フィクションとはいえ怖いわー。その倫理観。

それにしてもキャリー・マリガンもだいぶ老けてきたな。