製作国:フランス / イタリア
at ギンレイホール
冒頭からすごいロングショット。
恐ろしく広い空間を一糸乱れぬ隊列が進んでいく。
スパイ容疑のユダヤ人陸軍大尉ドレフュス(ルイ・ガレル)が軍服の数々のボタン等を無惨に剥ぎ取られた上、サーベルを膝でへし折られる。
1894年にフランスで起きたドレフュス事件を扱った映画。
主人公はドレフュスでなく、彼の無実を知ることになるピカール中佐(ジャン・デュジャルダン)。
1軍人と国家権力との戦いが始まる。
軍人としての矜持の違いから対立するピカールとアンリ(グレゴリー・ガドゥボワ)。
妖艶な魅力をはなついい女ポーリーヌ(エマニュエル・セニエ)。
根強いユダヤ人差別(ピカール自身もどちらかという反ユダヤってところが面白い)。
って感じでなかなか見応えあって面白かった。
ピカールとドレフュスの関係性もいいよね。地位も命も危うくなりながら奮闘したピカールと向かい合ったドレフュスとの対話は、ドレフュスが失ったものの大きさと反ユダヤへの終わらない闘いが示唆されていそう。
エンドロール見てやっとロマン・ポランスキーだったのかと知った。
結構な年のはずだけどこんな映画作れてすごいな。
弁護士役の人メルヴィル・プポーだったとは全く気づかなかった。
あと筆跡鑑定人がマチュー・アマルリック。
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