BS2 録画

最後まで見た後、思わずフフフと笑ってしまう。
さっぱし意味不明だったから。
ただでさえ与えられる情報が少ないのに、何度もうとうとしてしまったりセリフが聞き取れなかったりしたから余計わけがわからない。
ということでもう一回注意深く見て、やっとストーリーが分かる。
伊吹真五(木村功)、立子(岡田茉莉子)夫妻には、1歳の息子鷹士がいる。
幸せそうなこの家族を羨むのが真五の友人らしき坂口健(日下武史)という産婦人科の院長の男で、彼には鳥好きで奔放な性格の妻シナ(小川真由美)がいるが子供はいない。
まあ二組の夫婦が出てくるわけだ。
彼らをつなぐ人物に藤木田(北村和夫)という医師がいる。
立子は藤木田に「鷹士の本当の父を教えてください」なんて言うからただごとじゃない。
そして藤木田と真五の会話では真五が種無しだと伝えられ、人工授精しかないと言われるシーンがある。
このシーンは何気なく前のシーンと繋がっているから分かりにくいのだが、2年位前を描いたシーンなのね。
だから鷹士は人工授精によって生まれたのだと知る。
この後も現在、そして1,2年前の出来事がまるで連続する同じ時間軸のように描かれていく。
現在と過去において何気なく交わされるセリフや何気なく挿入されるシーンが次々に事実や人物像を浮き上がらせていく。
難解というよりか一つ一つが驚くほどシンプルで、かつ物語が展開するにしたがって既に過ぎ去ったシーンまでもがわさわさと動き出す。
結構面白い。特に2回目。
岡田茉莉子はやっぱり魅力的だけど67年ともなるとちょっとだけ微妙かな。
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