2005年3月30日水曜日

TV『TBSテレビ50周年あなたも歌わずにはいられない!昭和~平成にっぽん歌謡50年全史』

なかなか面白い番組だった。
妙にテンポの遅い美空ひばりの「お祭りマンボ」で幕開け。
時間の都合で懐かし映像がワンコーラスかワンフレーズくらいしか放送されないのが残念。

園まりは昔は顔小さくて可愛らしい人だったんだね。

美川憲一の若い頃の映像が流れていたけど、見れば見るほど山内恵介は将来第二の美川になるという確信が強まっていく。

「パリンコ学園NO.1」って番組は当時僕は4,5歳くらいだから覚えてもいない(というか見てすらいないか)のだけど、なんだろうこの滅茶苦茶楽しそうなアイドル番組は。すげー見たい。

クレイジーキャッツが出てる!
植木等に谷啓あたりは最近でもテレビで見てるけど、犬塚弘と桜井センリは映画で見た若い頃しか知らないから個人的に感動的だった。

南沙織がかなりヒット。声もかわいいし歌も上手い。・・・えー?!篠山紀信の奥さんなの?

森昌子もデビュー当時可愛いね。縮れ毛のベリーショートで幼い顔立ち・・・ってテロップで1972年って出てるからじゃあ14歳くらいか。
森昌子の映像と共にスタジオに来ていた森進一が小枠で表示されていて、凄いにこにこ顔で奥さんを眺めていた。
ちょうどこの前日に森進一森昌子夫妻の別居が報道される。3月20日にはもう別居していたらしいけど、夫婦仲の亀裂は番組収録の時点で当然あったのだろうな。
ちなみに森昌子と山口百恵、桜田淳子は花の中三トリオと呼ばれていたらしい。

ピンクレディーは凄いアイドルだったのだと今更ながらに認識。
超ミニスカのナース姿や超ミニスカのメイド姿やスパンコールちりばめたレオタードやら・・・必ず太もも出してさ。

世良公則がスタジオで「銃爪」を歌ったのだけど、声量が少しも衰えていなくてこの圧倒的破壊力は並みのロッカーじゃ太刀打ちできないな。

若い山本譲二がふんどし一丁で歌っていた。これはベストテンの映像かな。

2005年3月27日日曜日

TV『BS日本のうた』

ラジオ日本で杉紀彦のラジオ村って番組があって、そのパーソナリティが村長の杉紀彦と小沢亜貴子って人なのね。
小沢さんはラジオCMで「コロンビアレコードの小沢亜貴子です」って言ったりしているから歌手なんだろうなとは思っていたけど、やっと歌っているところを見れた。
しかも田川寿美とデュエットでこまどり姉妹の「浅草姉妹」。
小沢さんって多岐川舞子をふっくらさせたような顔しているな。
歌は特に特徴もないけど寿美さんの声に合ってデュエットとしてはなかなかいい出来だった。
バランスとして小沢さんが少しパワー不足な気もしたが。
ちなみにラジオ村は月~金AM5:30~6:30 1422KHZ ラジオ日本で放送中。
火曜日の特集で田川寿美のコーナーがある。

ワンマンショーは布施明。
「銀座カンカン娘」で寿美さんと林あさ美の3人で歌っていた。
寿美さん林あさ美と一緒に歌えるなんて羨ましすぎる。
布施明がでれっとして微妙に気持ち悪い動きしてた。
寿美さん林さんが引っ込んで、代わりに島津亜矢が出てきて「カナダからの手紙」を布施とデュエット。
島津さんなんだか前髪が後退しているのか随分おでこが目立った。
そして次に交代で出てきたのが坂本冬美で「忘れていいの~愛の幕切れ~」をデュエット。
坂本冬美がソロ以上に大人の魅力を発揮していて良かった。

2005年3月21日月曜日

映画『ホワイト・ライズ』

2004年 監督:ポール・マクギガン
at ギンレイホール


ホワイト・ライズ

広告会社のエリートビジネスマンのマシューは上司の娘との結婚も控え順風万般だった。
が、中国出張前夜、ある女性の後姿を見てマシューの心は大きく揺れる。
その女性は昔婚約直前までいきながらなんの連絡も無く姿を消してしまったかつての恋人リサだったのね。
中国出張に行ったふりまでしてシカゴに留まり、リサを探し始めるマシュー。
たどり着いたリサの家と思われるところで出会ったのは顔は全然違うが同じリサという名前を持つ女性だった。

お互い愛し合う二人がなんだか離れ離れになっちゃうとか障害があって結ばれないとかで、運命のすれ違いにやきもきしながらも最後には結ばれてよかったよかったっていう王道の流れで楽しめる。
ちょっとサスペンス風でめんどくさいっちゃめんどくさいが。

ジョシュ・ハートネットは犯罪者役が好きなんだけど。

映画『エイプリルの七面鳥』

2003年 監督:ピーター・ヘッジズ
at ギンレイホール


エイプリルの七面鳥

母と不仲のため、家を飛び出し一人ニューヨークに住むエイプリル。
仲の悪い母だが、母が癌で余命幾許も無いと知ったエイプリルは感謝祭の日に疎通だった家族を招待する計画を立てる。
ご馳走には母の好きな七面鳥を用意。ボーイフレンドのボビーに手伝ってもらって料理に初挑戦する。
一方家族はニューヨークに向け車で出発しながらもすぐにでも引き返しそうな雰囲気。
果たして家族はちゃんとエイプリルの招待を受け入れてやってきてくれるのだろうか。
また、エイプリルは七面鳥を焼き上げることができるのだろうか。
ってな感じ。

心温まるドラマ。
なんだけどエイプリルの妹役だったアリソン・ピルの見事な鼻のカーブばかり印象に残っている。

2005年3月15日火曜日

映画『三十九夜』

1935年 監督:アルフレッド・ヒッチコック
BS2 録画


三十九夜

カナダからロンドンにやってきたハネー(ロバート・ドーナット)が一人の女性と関わったことで国防の危機を救うべく動き出す。
首謀者についてのわずかな情報しかない上に殺人犯として警察にまで追われるから難航を極めるのだけど、そこはまあ上手いこと(二転三転しながらも)面白く展開していく。

人物にしろ小道具にしろ全てが何気なく後に繋がっていく。
ハネーを殺人犯として追っていた警察までもが思いがけず役に立ったり。
当然ロマンスもあり。
かなり面白い。

ハネーが逃げ込んだ農家の夫婦が使用する寝室が窓を中心に全体的に変に歪んでいて、その空間は農家の夫の心の歪みの空間になっている。
(妻はまっすぐだから妻の視点からだと窓は正常な形の窓になる)
妻がハネーと浮気をするんじゃないかと勘繰る夫は寝室からこっそり抜け出す妻を寝たふりしてやり過ごす。
妻から見えない位置で目をぎょろっとさせて妻の行動を伺う夫の視線が歪みとして部屋全体を覆い尽くしているのね。
人物の視線をこんな方法で表すって何気なくやっているけど凄いよな。

2005年3月13日日曜日

映画『お吟さま』

1962年 監督:田中絹代
BS2 録画


千利休の娘吟が主人公。(実の娘ではないみたいだが)
吟は幼馴染のキリシタン大名高山右近に思いを寄せるが・・・
って凄い簡略な説明だが。
とにかく吟は右近を一途に慕うあまりにさんざんな目に合う物語。

監督が田中絹代。
吟に有馬稲子。美しい。
右近に仲代達矢
利休に中村鴈治郎[2代目]
母に高峰三枝子
万屋に伊藤久哉
石田光成に南原宏治
侍女に富士真奈美
秀吉に滝沢修
淀に月岡夢路
右近と淀の逢引の場にいた南坊宗啓が笠智衆
あと馬にくくられ引き回される女役になんと岸恵子
他、数奇屋の新年朝会の席に千秋実がいたり吟の弟役が田村正和らしい。
役者が豪華だねぇ。

映画『キシュ島の物語』

1999年 監督:
BS2 録画




ペルシャ湾に浮かぶ小さな島キシュ島を舞台にした3人の監督によるオムニバス。

第1話『ギリシャ船』 監督:ナセール・タグヴァイ
海辺に横たわる難破船には海から様々な物が流れ着く。
今日は大量のダンボールが流れ着いていた。
海辺で雑貨屋?を営むシャンペは大量のダンボールを頂いて店を修復する。
色とりどりのダンボールが妙に綺麗。
しかし妻の様子が段々とおかしくなってくる。ダンボールが怖いらしい。(アラブ人がとりかえしにくるのを怖がってる?)
シャンペは祈祷師に妻に憑いた悪霊を払うように依頼する。
この悪霊払いの儀式をするところにもダンボールが敷き詰められていたりする。
夫にとってはダンボールは海からの贈り物だったけど、妻にとっては外国の脅威だったのかね。

第2話『指輪』 監督:アボルファズル・ジャリリ
大学に進学するつもりだったハフェズは家庭の経済的困窮から進学を諦め、一人キシュ島にやってきた。
彼は仕事を見つける。海辺の家に住み、そこにやってきたタンクローリーにガソリンだか海水だかを入れる仕事。
他にも鉛で釣りの錘を作って魚釣って売ったり。
黙々とあれこれ考えて商売をしていくハフェズを黙々と映しとっていく。
最後はほろっと。

第3話『ドア』 監督:モフセン・マフマルバフ
なんにも見えない地平線を手前から奥に向かってドアが歩いていく。
カメラは固定でドアはどんどん小さくなる。
そこにふらふらと右側から自転車に乗った男が現れてドアに近づいていく。
この二つが近付きつつ、奥に向かって遠くに小さくなりつつ。
って動きの加え方がもう半端なく凄い。
空と地平線しかない上にカメラも固定なのになんて豊かな動きなんだろうか。
それにドアをかついで歩いているおっさんは一体何?ってところから自転車の男が近付いていくことで何か始まる!という予感まで、映画の冒頭として見事すぎる。
この後、ドアのアップに切り替わり、自転車の男の手がドアをノックすることで物語が幕開ける。
ドアっていうのが飽くまで家のドアであり続け、地面の上に置かれたドアの内側は忠実に家の中なのね。(子ヤギにとってはそんなこと関係ないんだけど)
ドアが家の象徴になっていて、登場人物のほとんどがドアだけでなくドアが付いている幻の家をそこに見ている。ごく自然に。
ドアを担いでいるおっさんに直接話しかければいいものをわざわざドアをノックして、おっさんも家から出るみたいにドアを開けて顔を出して客と話したり。
そんなドアに"ただの板切れ"という概念が付与されたとき、対価なく家の全てを失った喪失感のみが残る。
黒いマスクから除いた娘の白い歯も良かったな。

2005年3月12日土曜日

映画『アカシアの道』

2000年 監督:松岡錠司
BS2 録画




出版社で働く美和子は最近母の様子がおかしいと聞き、実家に帰る。
母かな子は痴呆症になりかかっていた。

この母娘は二人家族で、しかも仲が悪い。
お互いいがみあうっていう仲の悪さじゃなくて、母は娘に対して愛情が無いんじゃないかと思うくらい邪険に扱い、娘はあまりに厳しく神経質な母を恐れるといった関係。
娘は大学進学以降家を離れ母との連絡も疎通になっていた。
娘ももう自立する一人の大人、実家に帰った娘は相変わらず邪険な母に面と向かって対立するが痴呆になりかけの母に複雑な心境を見せる。
幼少期は否応なしに母が上で娘が下だったが、今では身の回りすらろくにできなくなった母を面倒見る立場になっている。

幼少期の思い出が何度か挿入されるのだけど、その時の母親役が殊更冷たい母を演じていて笑える。ちょっとやりすぎ?
いつも同じ服着たプー太郎の川田新一(高岡蒼佑)の偉そうな態度が始めのうち程よくむかつく。

主演夏川結衣。
そして『果しなき欲望』や『真田風雲録』の渡辺美佐子。おばさんになったなぁ。
監督は『バタアシ金魚』の松岡錠司。
土屋久美子もちょっと出演。

2005年3月8日火曜日

TV『NHK歌謡コンサート』

田川寿美の新曲が2/23に発売。
その新曲「ここは港町」を熱唱。
「裾をはねあげて 傘をなげすてゝ いのちの限り 波止場へ走る」
っていう冒頭の歌詞だけで間違いなく名曲になっている。
曲は歌詞に合ってテンポがいい。
歌唱で驚くべきは「わたしをどうするの・・・」の「の」で伸ばす部分が恐ろしいくらいの声の伸びを見せ、生で聞いていたらぽっくり天国に行ってしまうんじゃないかと思うくらい凄い響きのビブラート。
今年もコンサートに行こっと。
↓ちなみにこのサイトで映像と音が聞ける
寿美サウンドページ

2005年3月6日日曜日

映画『2046』

2004年 監督:ウォン・カーウァイ
at ギンレイホール


2046

ストーリーは忘れてしまった。
色男トニーレオンを中心にチャンツィイーやコンリーやフェイウォンやカリーナラウやマギーチャン等々魅惑の女性がスクリーンに登場する。

キムタクが出演しているドラマって見たことなくて、初めて演技を見たけどなんでこんなに歯がゆいんだろう。
器用貧乏さばかり目立っているような。

映画『春夏秋冬そして春』

2003年 監督:キム・ギドク
at ギンレイホール


春夏秋冬そして春

山奥の湖の真ん中に寺が浮かんでいる。
その寺に老僧と一人の子供が住んでいた。
以前予告編で見たときに、ああ綺麗な映像ばかり撮ってつまんなそうだと思ったけど、程よく制御されて嫌味なく堪能できる。
題名どおり春夏秋冬そして春で話が進むのだけど、季節が変わるたびに数年、数十年と時代が進む。
春から冬、子供時代から壮年まで。
永遠に移ろう自然の中、残酷さ、欲望、憎悪を経てたどり着いた冬が一番美しかった。
冬で出演したおっさんがキム・ギドク監督本人らしい。

2005年3月5日土曜日

映画『ムーミン パペット・アニメーション』

1979年 監督:ルツィアン・デンビンスキ、クリスティーナ・クリチツカ、ダリウシュ・ザヴィルスキ、ヤドヴィガ・クドゥジツカ
録画




本当は各3話構成で計78話のお話があるらしいが、そのうち
「スナフキンの旅立ち」
「ムーミンママのハンドバッグ」
「まほうつかいのルビー」
「ニョロニョロの島へ」
「はなれ小島のあらし」
「海のオーケストラ号にのって」
「王さまのおたんじょう日」
「パパとママの出会い」
の8話だけ放送された。

粘土じゃなくて布なのかな。
ハンドバッグにしろ気圧計にしろ盗みは犯罪ではないっぽい。