at ギンレイホール

大学に合格して故郷を離れ、それから10年間一度も戻らなかった故郷に戻ってきたジンハー。
彼は故郷の村で初恋の相手ヌアンと再会する。
歌と踊りが上手く、誰よりも綺麗だった彼女は耳が聞こえないヤーバと結婚し、6歳になる娘がいた。
ところどころで映像が綺麗だった気がするがあまり思い出せない。
物語のポイントになるブランコのシーンはどれもいまいちな感じ。
綺麗なシーンがどうこうっていうよりこの監督さんは生活の匂いを撮るのが上手いな。
生活の匂いっていうのはヌアンとヤーバの家における生活の営みの描き方が上手いってことね。
火にかけた鍋の木蓋をとれば一瞬にして吹き上がる白い湯気。
ヌアンなんかもう何十年も人妻として家庭の仕事をしているような。
若い頃とのギャップが凄い。
この映画を振り返ってみると思い出すのはどうしてもヤーバを演じた香川照之ばかりで、この人は浅野忠信みたいに佇まいだけでも絵になるいい役者さんだな。
この監督さん『ションヤンの酒家(みせ)』撮った人だ。
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