2005年10月11日火曜日

映画『サボタージュ』

1936年 監督:アルフレッド・ヒッチコック
BS2 録画


サボタージュ

小気味の良いサスペンスと勝手に思って見始めたのだが悲劇色が強い。

何者かによって行われた発電所での破壊工作により突如停電になる夜のロンドン。
家の明かりや街灯だけでなく車のライトまで律儀に消灯。
停電で上映不可になった映画館では金返せのシュプレヒコール。
映画館の受付で対応するは小柄で可愛い女性(シルヴィア・シドニー)。
映画館の隣の八百屋で働くテッド(ジョン・ローダー)は小柄な女性に好意を持っている様子。
しかし小柄女性は映画館支配人バーロック(オスカー・ホモルカ)の妻。
人妻じゃあテッドもおいそれと手出しできないわな。
夫人も夫のバーロックを心から信頼しているし。
しかし停電事件の犯人はバーロック。
そんで八百屋のテッドは実はバーロックを探るために潜入捜査を実行中の刑事。

冒頭は何やら破壊工作のサスペンスと男女のロマンスで楽しそうな展開を期待するが・・・
驚くほどの緊張感を見せてくれるシーンなど面白いのだがちょっと後味はすっきりしない展開。

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